LIXIL TEPCOスマートパートナーズは9月21日、太陽光発電システムの製品代が実質「0円」になり、加えて発電した電気が0円で使い放題となる新サービス「建て得スマイル」を発表した。2025年までにすべての新築住宅で義務化される建築物省エネ改正法基準にも対応し、2022年10月1日から提供を開始する。
建て得スマイルは、指定のLIXIL製品ユーザーを対象とした、LIXIL TEPCOスマートパートナーズが展開する「建て得」シリーズの新しいサービス。
建て得シリーズでは、LIXIL TEPCOスマートパートナーズが太陽光発電システムを割賦販売し、ユーザー宅で発電した余剰売電収入を得る代わりに(10年間)、毎月の割賦支払に充当。これにより、高性能住宅購入時の太陽光発電システム導入にかかる製品代を実質0円にするものだ(設置工事費は別途必要)。
2018年から始まった建て得シリーズの受注は、累計15,000棟を突破。屋根が大きい新築ZEH向けの「建て得バリュー」や、蓄電池付き新築ZEH向けの「建て得でんち」など、4つのサービスをすでに展開中だ。今回の建て得スマイルは5つめのサービスとなる。
その建て得スマイル、工事費は一律495,000円となり、太陽光発電システム容量(パワーコンディショナー容量)は10kW未満。太陽光発電パネルを最大限の容量まで搭載でき、2022年10月1日現在では約17kWだ。契約期間は10年。
具体的には、昼間に発電した電気を自家消費することによって、10年間でおよそ464,400円分の電気を0円で使用できる計算だ(年間1,800kWh自家消費電力量で25.8円/kWhとして試算した場合)。高性能住宅ということで、消費電力を大幅に抑える効果も見込める。
展開エリアは、東北電力、東京電力、中部電力、関西電力、中国電力、四国電力、九州電力管内。なお、設置には諸々の条件があり、積雪量によっても条件が異なる。