アメリカ・コロラド州で開催されたアートコンペティションにて、画像生成AI「Midjourney」で生成した作品が優勝し、ネットで話題となっている。

「Midjourney」で生成した作品を提出したのは、ジェイソン・アレン氏。アレン氏は、アメリカ・コロラド州のプエブロで、8月26日より開催されているイベント「Colorado State Fair」の「FINE ARTS」というアートコンペティションに、「Midjourney」で生成した作品を3点提出。そのうちの1つである「Théåtre D'opéra Spatial」という作品がデジタルアート/デジタル処理フォトグラフィー部門で優勝したのだ。「Colorado State Fair」が公開した優秀作品一覧(pdfが開きます)でもこの結果を確認することができる。アレン氏は、今回提出した作品について、「Midjourney」で100枚以上の画像を生成し、何週間もかけて微調整を行ない、その中から選抜した3枚を提出したそう。

ネット上では「ぽちぽちボタン押して出てきた画像を提出したら優勝したったw」「大会規定決めないとAIだらけになるぞw」「デジタルアート部門の中に更に細分化したAI生成部門を作るしかないね」「midjourneyとGigapixelを使ったアートがデジタルアートカテゴリで一位になったらしい!すごいね~」などの声が寄せられた。

AIが生成した作品が優勝したことに、ネット上では賛否入り混じる意見が飛び交っているが、「Colorado State Fair」の公式Twitterは「技術の進歩に伴い、AIとアートについての議論が起こることは、Fairの進化に役立つ」と、前向きなコメントをしている。