パナソニックのデザイン本部 FUTURE LIFE FACTORYは8月31日、ユーザーとメーカーが一緒にプロトタイプ(完成前の試作品)をブラッシュアップするコミュニティ「EPYTOTORP エピトトープ」を発表した。その体験イベントを9月3日〜4日、Maker Faire 2022(東京ビッグサイト西4ホール)にて行う。
EPYTOTORPは、ユーザーがものづくりを楽しみながら企業と協力しあい、一緒に製品開発を行うプロトタイプコミュニティ。ソフトウェアの「ユーザーがプログラム開発に参加し完成度を高める」というオープンソースの考え方をものづくりにも応用し、新しいプロダクト開発の可能性を探るプロジェクトだ。
ユーザーは「プロトタイプをレンタルする」、「プロトタイプを購入する」、「イベントでプロトタイプを体験する」という3つの方法で参加する。
8月26日現在、レンタル対象のプロトタイプは、保護者と一緒に遊びながら学べる仕掛け絵本「YOUR NORMAL きみを かんがえる ほん」、スマート知育玩具「PA!GO」、会話のきっかけをつくるおしゃべりボトル「talcook」の3つで、いずれもレンタル期間は14日。
購入対象(キット購入)のプロトタイプは、種類の異なる植物の、水の管理ができるモジュール式栽培システム「ウォータリングユニット」(4,565円)、LEDの色で明日の天気予報がわかる「スマートオーナメント」(5,170円)、音と光で換気を促すデバイス「CO2換気アラートデバイス」(4,180円)の3つ(価格はすべて送料別)。
また、9月3日〜4日、東京ビッグサイト(西4ホール)にて開催されるものづくりの祭典「Maker Faire Tokyo 2022」にて、「EPYTOTORP」の体験イベントを行う。会場ではこれまでFUTURE LIFE FACTORYがつくったプロトタイプを実際に使用し、その改善案や使用感をフィードバックすることでものづくりに参加できる。