シャープは8月31日、 同社史上最高イオン濃度の「プラズマクラスターNEXT」と、ウイルス飛沫粒子を効果的に捕集する「飛沫粒子モード」を搭載した加湿空気清浄機「KI-RX」シリーズ2機種を発表した。発売日は9月8日で、価格はオープン。
ラインナップと直販価格は、23畳まで対応の「KI-RX100」が148,000円、18畳まで対応の「KI-RX75」が97,800円。
2機種とも、シャープ独自の空気浄化技術「プラズマクラスターNEXT」を搭載した空気清浄機。大きな特徴として、同社のAIoT家電向け音声カスタマイズサービス「COCORO VOICE」に対応し、英会話スクールなどで知られるECC監修による「英語」・「中国語」のカスタマイズ音声が利用可能となっている。
英語、中国語の音声カスタマイズを適用すると、毎日の朝・昼・晩のあいさつや、運転開始/停止やタンク給水時などの本体操作時、空気の状態を知らせる時などに、英語や中国語で通知される。
例えば、「空気の汚れ、見つけました。急いでキレイにしますね。」は、英語ならば「Pollutants in the air detected. I'll take care of it right away.」、中国語ならば「目前空气质量较差,我立即进行空气净化。」といった具合だ。音声はECCスタッフが担当する。
シャープでは家族が集まるリビングや寝室、子ども部屋など身近な場所に設置した空気清浄機からの発話によって、外国語への興味や学習意欲の向上につながることを期待しているという。
本体は、小型のイオン発生デバイスを内蔵することで、製品サイズを抑えながら「プラズマクラスターNEXT」の搭載を実現。イオン濃度50,000個/cm3以上の「プラズマクラスターNEXT」を搭載することで、ニオイ原因菌の除菌やウイルスの作用抑制などが見込める。
また、空気中に漂うウイルス飛沫粒子を効果的に捕集する「飛沫粒子モード」も備えた。これはシャープの従来型空気清浄機に採用している「スピード循環気流」に、ウイルス飛沫粒子が滞留しやすい天井付近に向けて直接送風する気流制御を加えた機能で、従来気流と比べウイルス飛沫粒子の捕集数を約2倍に高めている。
このほか、プレフィルターに溜まったホコリを自動で掃除する「自動掃除パワーユニット」、消耗品の最適な交換時期を知らせる「消耗品状況モニター」といった機能も内蔵。KI-RX100とKI-RX75は主要な機能は同等だが、適用床面積や加湿量、本体サイズ、重さなどが異なっている。主な仕様は下表の通り。
型名 | KI-RX100 | KI-RX75 | |
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適用床面積の目安 | 約23畳(約38m2) | 約18畳(約30m2) | |
加湿適用床面積の目安 | プレハブ:~28畳(46m2)/木造和室:~17畳(28m2) | プレハブ:~25畳(41m2)/木造和室:~15畳(25m2) | |
加湿空気清浄の消費電力 | 9.0(8.4)~70W | 7.7(7.1)~52W | |
加湿空気清浄の運転音 | 23~50dB | 21~48dB | |
最大加湿量 | 1,000mL/h | 900mL/h | |
水タンク容量 | 約4.3L | 約3.2L | |
最大風量 | 10m3/分 | 7.5m3/分 | |
空気清浄適用床面積の目安 | ~46畳(76m2) | ~34畳(56m2) | |
空気清浄の消費電力 | 7.9(7.3~97W | 6.6(6.0)~80W | |
空気清浄の運転音 | 21~53dB | 20~52dB | |
本体サイズ | 427×345×700mm | 395×305 650mm | |
重さ | 約16kg | 約13kg |