NTTドコモは8月20日、同日に開業した有明アリーナにおいて、「高密度Wi-Fiサービス」の提供を開始した。

60席ごとに1つのアクセスポイントを用意し、国内のスタジアムやアリーナとしては最高水準の密度だという。これまでの大規模イベント会場にはない通信環境を整えることで、たとえばコンサートやライブに演者と観客の双方向コミュニケーションを取り入れるなど、多数同時接続を活用した新たな演出の可能性が広がる。

また、災害時には有明アリーナにおける本サービスを無料開放し、多くの被災者に情報収集や安否連絡のための通信手段を速やかに提供できる場所とする方針だ。

有明アリーナは、東京2020オリンピック競技大会(バレーボール)および東京2020パラリンピック競技大会(車いすバスケットボール)の会場として整備された屋内競技施設。メインアリーナの収容人数は最大15,000席(仮設席を含む)。

大会終了後にも残る恒久施設のひとつとして計画され、改修工事を終えて2022年8月20日に開業した。一般開業を記念したオープニングシリーズとして8月20日~21日には「Perfume 9th Tour 2022 “PLASMA”」が開催されたほか、8月24日に「東京2020パラリンピック1周年記念イベント」、8月26日には「ビリー・アイリッシュ ハピアー・ザン・エヴァー・ワールドツアー 2022」の開催が予定されている。