Samsung Electronicsは8月15日、55インチで曲率1000Rの湾曲ゲーミングモニター「Odyssey Ark」のグローバル提供を発表した。広い画面を様々に活用できる柔軟なインターフェイスを備え、ピボット機構を搭載し、画面を90度回転させて縦置きでも使用できる(コクピットモード)。シネマティックサラウンド、専用コントローラ「Ark Dial」、Flex Move Screenなどで、これまでにないゲーミング体験や映像コンテンツ体験を楽しめるという。価格は3,499.99USドル、発売は8月15日。

量子マトリックス(Quantum Matrix)テクノロジーで、密集させたミニLEDを正確に制御。14-bit(16,384階調)の演算精度と新しいライティングコントロール技術、Quantum HDR 2000によって、ダークなシーンまたは明るいシーンでも高精度でリアリスティックな映像を実現する。解像度は4K(3,840×2,160)、リフレッシュレートは165Hz。AMD FreeSync Premium Proで、1ms(GtG)の応答速度をサポートする。

プロセッサに「Neural Quantum Processor Ultra」を搭載。ディープラーニング技術による最大20レイヤーのニューラルネットワークモデルを使用したAIアップスケーリングで映像を4K画質に最適化する。

安定性に優れたメタル製スタンドでディスプレイを支え、人間の目の視野に近い曲率1000Rのスクリーンが、横置きでも縦置きでも高い没入感と快適性を実現する。視野角は上下/左右とも178度。壁マウントにも対応する。

映像コンテンツの視聴に適したシンプルなリモコンと、大きなダイヤルが付いたArk Dialコントローラの2つが用意されている。それらを使って、ユーザーはディスプレイに手を伸ばすことなく様々な操作を行える。Ark Dialでは、設定メニューやGeme Barの操作、マルチビューの設定、入力の切り替えなどをスムースかつ素早く行える。

Flex Move Screenは、27〜55インチの間でサイズ調整したスクリーンを配置できる機能。16:9、21:9、32:9などアスペクト比も変更でき、Ark Dialで簡単に操作できるようにデザインされている。

スピーカーは、四隅に1つずつ、中央に二つのウーハーの2.2.2ch構成。出力は60W。AI Sound BoosterやDolby Atmosに対応するSound Domeテクノロジーによるサラウンドサウンドを楽しめる。