フックアップは、米Universal AudioがStandardシリーズとして展開するマイクロフォンの第一弾として、フロントアドレスダイナミックマイク「SD-1」とステレオペアコンデンサーマイク「SP-1」を2022年8月10日に発売する。価格はともにオープン、実勢価格はSD-1が44,000円、SP-1は59,400円。

  • フロントアドレスダイナミックマイク「SD-1」

  • ステレオペアコンデンサーマイク「SP-1」

「SD-1」と「SP-1」は、Universal Audioがマイクロフォンの分野に初めて投入する製品。「Standardシリーズ」の第一弾としてリリースされる。SD-1はフロントアドレス型のダイナミックマイクで、SP-1はステレオペアのペンシル型コンデンサーマイク。

SD-1はボーカル、楽器、ライブ配信やポッドキャストに向いており、カーディオイド(単一指向性)パターン、ローカット/アーティキュレーションブーストスイッチを装備する。Universal Audioのオーディオインターフェース「Apollo」シリーズのユーザーなら、プロフェッショナルエンジニアが設定したソースごとのプリセットをApollo Consoleアプリ内で利用できる。XLR端子の位置は、ケーブルの取り回しにも配慮した。主な仕様は以下の通り。

  • タイプ:ダイナミック
  • 指向性:カーディオイド
  • 周波数特性:50Hz~16kHz
  • 感度: -58dB (1.3mV) 0dB=1V/1Pa、1kHz
  • 出力インピーダンス:200Ω
  • 推奨負荷インピーダンス:1kΩ以上
  • ローカットフィルター(200Hz、6dB/Oct):オフ/オン
  • アーティキュレーションブースト(3~5kHz):オフ/オン
  • コネクター:3ピンXLRコネクター(オス)

サイズは195(長さ)×60(直径)mmで、質量は735g。本体のほか、5/8インチ-3/8インチ スレッド変換アダプターが付属する。

SP-1はアコースティック楽器やドラム、パーカッションのステレオ収録に向く。特性を合わせたカーディオイドパターンのカプセルを搭載することでアルバムのようなステレオサウンドを実現する。こちらもUniversal Audioのオーディオインターフェース「Apollo」シリーズのユーザーなら、プロフェッショナルエンジニアが設定したソースごとのプリセットをApollo Consoleアプリ内で利用できる。主な仕様は以下の通り。

  • タイプ:スモールダイアフラムコンデンサー(マッチドペア)
  • 指向性:カーディオイド
  • 周波数特性:20Hz~20kHz
  • 感度: -38dB (12.6 mV) 0dB=1V/1Pa、1kHz
  • 出力インピーダンス:200Ω
  • 推奨負荷インピーダンス:2kΩ以上
  • 最大SPL:142dB SPL、1%THD
  • 動作電源:ファンタムパワー 48VDC
  • コネクター:3ピンXLRコネクター(オス)

マイク1本あたりのサイズは128(長さ)×23.5(直径)mmで、質量は125g。本体のほか、マイクホルダーx2、ステレオTバー、ウィンドスクリーンx2、5/8インチ-3/8インチ スレッド変換アダプターx2が付属する。