気軽に送るチャットはともかく、大切な人に送るメール、仕事で使うテキストなどなど、かしこまった場面では念入りに文章を推敲する人は少なくないはず。誤字脱字を見つけるだけでなく、抜け落ちた要素を追加するなどのブラッシュアップも推敲あってこそです。

iPhoneで文章を推敲するときには、iOSの日本語入力システムに用意された「予測テキスト」が役立ちます。次に使われるかもしれない単語、直前に使われた単語の代わりに使えそうな絵文字を推測、候補として表示することが主な働きで、テキストを新規入力するとき何気なく使用している機能です。

使いかたはかんたん。入力済の文章であっても、ここは修正/要素の追加があってよさそうだという位置を見つけ、タップすればOKです。最近の利用状況やアプリから取得した情報に基づき、タップした位置の直前の単語をもとに適切な入力候補を表示してくれます。

たとえば、地名に「石川県」とだけ入力したけれど、市町村レベルの情報までくわえたいと思いついたとします。そんなときには、「石川県」の直後をタップしてみましょう。利用状況により表示される入力候補は異なりますが、「珠洲市」とか「加賀市」など石川県下の市町村名が現れます。「神奈川県」や「千葉県」でも、同様の予測が行われるはずです。

カーソル直前の単語をもとにした予測は、絵文字の入力にも使えます。たとえば、「オレンジ」の直後をタップすると、果物のオレンジなどの絵文字が表示されます。「電話」や「バッテリー」、「iPhone」などの単語で試してみましょう。

なお、日本語の文章で予測テキストの機能を使う場合は、日本語のソフトウェアキーボードを有効にした状態でタップを行います。英語など他言語を有効にしているときは予測されないので注意しましょう。

操作手順をカンタン解説

  • iPad iPhone Hacks

    1 タップ位置の直前の単語(神奈川県)に続く可能性が高い市町村が予測されました

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    2 「オレンジ」に関連する絵文字が予測されました

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      3 「おやすみ」のように、絵文字のバリエーションが豊富な単語にも使えます