アンカー・ジャパンは、Ankerブランド独自の新たな充電技術「GaNPrime」を発表。スマートフォンやPCなど複数の機器を“同時”に急速充電できる、同技術搭載の6製品を8月29日から順次発売する。価格は6,990円から。

  • GaNPrime

GaNPrimeシリーズのラインナップと価格(初回セール情報)、発売時期は以下の通り。「747 Charger」を除く5製品は、7月26日に予約販売をAmazon.co.jpなどで開始した。

  • USB急速充電器「735 Charger (GaNPrime 65W)」:7,990円(2,800個限定10%オフ) / 8月29日発売
  • USB急速充電器「737 Charger (GaNPrime 120W)」:12,990円(1,500個限定10%オフ) / 8月29日発売
  • USB急速充電器「747 Charger (GaNPrime 150W)」:14,990円 / 9月中旬
  • バッテリー搭載USB急速充電器「733 Power Bank (GaNPrime PowerCore 65W)」:14,990円(3,000個限定10%オフ) / 8月29日発売
  • 6-in-1電源タップ「727 Charging Station (GaNPrime 100W)」:12,990円(400個限定10%オフ) / 8月29日発売
  • 5-in-1電源タップ「615 USB Power Strip (GaNPrime 65W)」:6,990円(700個限定10%オフ) / 8月29日発売

さらに、USB PD(Power Delivery) 3.1と140W出力に対応する「Anker 765 高耐久ナイロン USB-C & USB-C ケーブル」を7月26日に発売開始。約35,000回の折り曲げテストをクリアし、480Mbpsの高速データ転送にも対応する。2種類の長さがあり、0.9mが3,990円、1.8mが4,190円。初回セールとして、2種合わせて200本限定20%オフで販売する。

なお、同社初のGaN搭載ポータブル電源「767 Portable Power Station(GaNPrime PowerHouse 2048Wh)」については別記事で紹介する。

GaNPrimeとは何か

  • GaNPrime

Ankerは2019年、モバイル機器の進化や充電ニーズの多様化を背景に、GaN(窒化ガリウム)を採用した充電器「Anker PowerPort Atom PD 1」を発売。その後、GaNの性能をさらに引き出すため、電源ICと回路設計に改良を加え、厳しい安全基準を満たしながら小型化した独自技術「Anker GaN II」を発表し、これを導入した製品を展開してきた。

  • Ankerの歴代充電器が一堂に会した

今回、これまで培ってきたGaN採用の急速充電器のメリットを昇華させ、“Anker最高峰”をうたう充電技術「GaNPrime」を発表。100W以上に対応する超高出力と小型化を実現しながら、複数ポートに流動的な電力分配をすることで充電の効率化を可能にし、安全性も追求した点が特徴だ。

  • GaNPrimeの主な特徴

GaNPrimeシリーズの100W出力以上のUSB急速充電器では、従来使用していた一体型の電源ICではなく、分離配置が可能な制御ICとGaNトランジスタを採用して電源ICを分離配置。GaNのリーディングカンパニー5社とパートナーシップによって、各社最先端の電源ICを組み合わせ、熱源を分散するだけでなく効率的な立体配置も可能にしたという。

さらに、電源ICの分離配置を採用したことで生まれた空間を有効活用し、プリント基板および電子部品の配置を工夫。充電器内部のスペースを無駄なく活用することで、回路構造を最適化した。Ankerではこの技術を「PCBA 3D スタッキング」と名付けている。

GaNPrimeシリーズでは、充電器に接続されたスマートフォンやタブレットを認識して、機器ごとに適したフルスピードで充電できるAnker独自の「PowerIQ 4.0」技術を採用している。従来のPowerIQ 3.0は100W PDに対応していたが、4.0ではそれをさらに超える100W以上の超高出力をサポートする。

また、継続的な温度管理機能と出力制御により接続端末を保護する「ActiveShield」が「ActiveShield 2.0」に進化。温度上昇の監視回数が従来の2倍になり、充電器本体が規定の温度に達した場合、電流 / 電圧の負荷度合いを調節することで、過度の温度上昇を未然に防ぐという。

こうした技術を投入することで、同シリーズの一部製品では3台同時に急速充電という“新常識”を実現する。

各製品の特徴は以下の通り。

  • 左から735 Charger、737 Charger、747 Charger、733 Power Bank

■735 Charger (GaNPrime 65W)

  • 充電端子:USB Type-C×2、USB Standard A×1
  • USB-C出力:5V/3A、9V/3A、15V/3A、20V/3.25A (最大65W)
  • USB Standard A出力:4.5V/5A、5V/4.5A、5V/3A、9V/2A、12V/1.5A (最大22.5W)
  • 2ポート同時利用時
    • USB-C1+USB-C2:最大65W
    • USB-C1 (上部) +USB-A:最大65W
    • USB-C2 (下部) +USB-A:最大24W
  • 3ポート同時利用時
    • 合計最大65W
  • 本体サイズ/重さ:約66×38×29mm/約132g

■737 Charger (GaNPrime 120W)

  • 充電端子:USB Type-C×2、USB Standard A×1
  • USB-C出力:5V/3A、9V/3A、15V/3A、20V/5A (最大100W)
  • USB Standard A出力:4.5V/5A、5V/4.5A、5V/3A、9V/2A、12V/1.5A (最大22.5W)
  • 2ポート同時利用時
    • USB-C1+USB-C2:最大120W
    • USB-C1 (上部) +USB-A:最大120W
    • USB-C2 (下部) +USB-A:最大24W
  • 3ポート同時利用時
    • 合計最大120W
  • 本体サイズ/重さ:約80×43×32mm/約187g

■747 Charger (GaNPrime 150W)

  • 充電端子:USB Type-C×3、USB Standard A×1
  • USB-C出力:5V/3A、9V/3A、15V/3A、20V/5A (最大100W)
  • USB Standard A出力:4.5V/5A、5V/4.5A、5V/3A、9V/2A、12V/1.5A (最大22.5W)
  • 2ポート同時利用時
    • USB-C1+USB-C2:最大150W / USB-C2+USB-C3:最大150W
    • USB-C1+USB-C3:最大150W / USB-C1+USB-A:最大24W
    • USB-C2/3+USB-A:100W + 22.5W
  • 3ポート同時利用時
    • USB-C1+USB-C2+USB-C3:最大150W
    • USB-C2+(USB-C1+USB-A):100W + 24W
    • USB-C3+(USB-C1+USB-A):100W + 24W
    • USB-C2+USB-C3+USB-A:最大150W
  • 4ポート同時利用時
    • 合計最大150W
  • 本体サイズ/重さ:約68×61×31mm/約232g

■733 Power Bank (GaNPrime PowerCore 65W)

  • バッテリー容量:10,000mAh
  • 充電端子:USB Type-C×2、USB Standard A×1
  • USB-C出力:5V/3A、9V/2A、12V/1.5A (最大100W)
  • 充電器として使用時: 最大65W出力
    • USB-C1:5V/3A、9V/3A、12V/1.5A、15V/3A、20V/3.25A (最大65W)
    • USB-C2:5V/3A、9V/3A、15V/3A、20V/3.25A (最大65W)
    • USB-A出力: 5V/3A、9V/2A、10V/2.25A、12V/1.5A (最大22.5W)
    • 合計最大出力: 65W
  • バッテリーとして使用時: 最大30W出力
    • USB-C1、C2:5V/3A、9V/3A、12V/1.5A、15V/2A、20V/1.5A (最大30W)
    • USB-A出力: 5V/3A、9V/2A、10V/2.25A、12V/1.5A (最大22.5W)
    • 合計最大出力: 30W (USB-C単ポート使用時)、15W (複数ポート使用時)
  • 本体サイズ/重さ:約111×63×31mm/約320g

■727 Charging Station (GaNPrime 100W)

  • 充電端子:USB Type-C×2、USB Standard A×2、コンセント×2
  • 合計最大出力100W、単ポート最大出力100W
    • USB-C1、C2:5V/3A、9V/3A、15V/3A、20V/5A (最大100W)
    • USB-A:5V/3A (USB-A単ポート利用時最大12W、2ポート使用時最大15W)
  • 複数ポート同時利用時
    • USB-C1+USB-C2:65W + 30W (最大95W)
    • USB-C1 + USB-A:45W + 15W (最大60W)
    • USB-C2 + USB-A:30W + 15W (最大45W)
    • USB-C1 + USB-C2 + USB-A:45W + 30W + 15W (最大90W)
  • ケーブルの長さ:約1.5m (プラグ部を除く)
  • 本体サイズ/重さ:約161×79×18mm/約400g
  • 727 Charging Station

■615 USB Power Strip (GaNPrime 65W)

  • 充電端子:USB Type-C×2、USB Standard A×1、コンセント×1
  • 合計最大出力65W、単ポート最大出力65W
    • 1ポート利用時
    • USB-C1/2:5V/3A、9V/3A、15V/3A、20V/3.25A (最大65W)
    • USB-A:5V/2.4A (最大12W)
    • 2ポート同時利用時
    • USB-C1+USB-C2:45W + 18W (最大63W)
    • USB-C1、C2 + USB-A:45W + 12W (最大57W)
    • 3ポート同時利用時
    • USB-C1 + USB-C2 + USB-A:30W + 20W + 12W (最大62W)
  • ケーブルの長さ:約0.9m
  • 本体サイズ/重さ:約119×59×47mm/約300g
  • 615 USB Power Strip

140W出力の急速充電器、画面付き大容量モバイルバッテリーも

Ankerでは、GaN採用充電アクセサリーの新しいラインナップも同時に発表した。USB PD(Power Delivery) 3.1に対応し、単ポートで140W出力できるというUSB急速充電器「717 Charger (140W)」や、大容量モバイルバッテリー「737 Power Bank (PowerCore 24K)」を9月中旬に販売開始。ニーズに合わせた充電規格を選べるよう、ラインナップを拡充する。価格は、前者が9,990円、後者が19,990円。

  • 中央左が717 Charger (140W)、右が737 Power Bank

717 Charger (140W)は、USB Type-Cを1基備え、一般的な140W充電器と比べて約40%小型化を実現。従来製品と同じ多重保護システムに加え、ActiveShield 2.0で安全性をさらに高めたとする。本体サイズは約68×59×31mm、重さは約235g。

737 Power Bank (PowerCore 24K)は、世界初の単ポート140W出力に対応した、容量24,000mAhの超大容量モバイルバッテリー。MacBook Airにも1回以上の充電が可能とする。また、Ankerのモバイルバッテリーでは初めてディスプレイを備え、充電の進捗などを表示させて確認できるのも特徴。充電端子はUSB Type-C×2、USB Standard A×1で、USB-C出力は5V/3A、9V/3A、15V/3A、20V/5A、28V/5A (最大140W)。USB-A出力は5V/3A、9V/2A、12V/1.5A (最大18W)。本体サイズ/重さは約156×55×49mm/約632g。

  • 737 Power Bankのディスプレイ