バレエと言えば、一糸乱れぬキレイに揃った舞いとステップを思い浮かべる人も多いだろう。ところが、「絶対に揃わないバレエ」の映像がネットで注目され、「すげえw」「コントみたいやな」と話題になっている。

このバレエ、とにかく「揃わない」。実はこういう演目なのだとか

本当に振り付けを間違っているように見えるが、実はこれ、揃わないことが正しい「Mistake Waltz」という演目だそう。ジェームス・ロビンズ氏が振り付けを担当し、1956年、初演の「The Concert」に組み込まれていたものだ。

「Mistake Waltz」は、ショパンの音楽にのせ、クラシックな振り付けに、コミカルな笑いを誘うような演出を盛り込んだ作品。映像は、バレエではなく、まるでコントを見ているかのようだ。1人だけ振り付けを間違えたり、静かに振り付けを修正したりする仕草にクスッとする。

ネット上では「下手くそかと思いきや完璧な芸術だった」「すごくにこやかになれて、とても面白い!」「海外の新喜劇は芸術性が高いな」などの声が寄せられた。