アイ・オー・データ機器は6月29日、Wi-Fi 6(IEEE802.11ax)に準拠した無線LANルータ「WN-DAX3000GR」を発表した。7月下旬に出荷予定で、価格はオープン。店頭予想価格は14,080円前後。

  • WN-DAX3000GR

Wi-Fi 6に準拠し、5GHz帯で最大2,402Mbps、2.4GHz帯で最大574Mbpsの通信が可能(いずれも規格値)。360度方向に電波が射出できる「360コネクト」設計を採用したほか、通気穴を隠すなど視覚的なノイズを減らしたボックス型デザインで、部屋の中心に置きやすいよう工夫した。カラーも部屋に馴染みやすいインサイトグレーを採用している。

本体は2基のアンテナを内蔵。機能面ではIPv6サービスに対応するほか、LANケーブルを挿すだけで初期設定せずともインターネットに繋がる回線自動判別機能や、「オート」「AP」「リピーター」モードを背面スイッチで切り替えられる機能、中継機・コンバーター機能などを搭載する。なお、PPPoE接続では初回接続時にID・パスワードの入力が必要となる。

  • 前面と背面

接続設定は簡易接続システム「WPS」ボタンを搭載するほか、付属するQRコードをスマートフォンで読み込むことでの設定も可能。本体のスタンド裏側にも設定情報が記載されており、スタンドのみを取り外して、情報を見ながら設定を進められる。このほか、ルータの設定を引き継げる「Wi-Fi設定コピー機能」も利用でき、ルータの買い替え時に役立つ。

本体サイズはW52×D196×H197mm、重さは約550g。セキュリティはWPA2-PSK(AES)、WPA3-SAE、WPA3-SAE Transitionに対応。また、MACアドレスフィルタリング、マルチSSID設定なども用意した。ポート数はWAN×1、LAN×4でいずれも1Gbpsをサポートする。