米Microsoftは6月28日(現地時間)、Webブラウザ「Microsoft Edge」の「コクレション」機能のアップデートを発表した。新たに画像とビデオの保存に対応。「インスピレーションフィード(inspiration feed)」を追加した。

コクレションでは、Webページのリンクやページからコピーしたテキストをカード形式にまとめてスクラップ感覚で収集し、付箋や手書きの注釈などと共に保存できる。Edgeの同期機能に対応し、収集したコレクションは同じMicrosoftアカウントでサインインする他のデバイスのEdgeでも利用可能。リサーチやアイディアの整理、買い物リスト、メモなど様々な用途に活用できる便利な機能だ。

画像とビデオの保存は、保存したいアイテムにカーソルを合わせるか、または右クリックして追加ボタンを選び、保存する場所を選択する。テキストと同様に簡単な操作で素早くコレクションにまとめられる。

インスピレーションフィードは、ユーザーの発見やひらめきにつながる可能性があるコンテンツや情報を提供する機能。例えば休暇の旅行先の観光スポットの情報をコレクションでまとめているユーザーに対して、その計画に関連するコンテンツを提示。ユーザーが見落としていたスポットに気づけたり、別の観光方法も検討してみるきっかけになり得る。

2つの新機能は、デスクトップ版のEdge(Windows/ macOS/ Linux)で、新たにコレクションを開始するユーザーはすぐに利用できる。すでにコレクションを使用しているユーザーには今後数カ月をかけて段階的にアップデートをロールアウトする予定。利用できるようになるとコレクション内にアップデートの対象になったことを知らせるプロンプトが表示される。

これらのほか、近日中に共有機能とクリエイターをフォローする機能を提供する。他のユーザーとコレクションを共有することで、家族と旅行の計画を立てたり、チームのコラボレーションやブレインストーミングなどに利用できるようになる。フォロー機能は、クリエイターのWebページでアドレスバーからフォロー/アンフォローを行い、フォローするとコレクション・ウインドウ内のフォロー・タブで最新のコンテンツを確認できるようになる。まずはクリエイターをフォローできるサイトをYouTube、Bilibili、TikTokといった数サイトに限定し、順次追加していく。