ローランドは6月14日、多彩な楽器の音色と自動伴奏機能を備えた電子キーボード「E-X50」を発表した。発売時期は7月下旬。価格はオープンプライスで、市場想定価格は58,300円前後。楽器販売店や楽器を取り扱う家電量販店で販売する。

  • 電子キーボード「E-X50」

「E-X50」はアコースティック・ピアノのほかに、エレクトリック・ピアノ、ストリングス、打楽器、シンセサイザーなどの音色を計707種類搭載する電子キーボード。ギターやベースの音でロックミュージックを演奏したり、弦楽器やパーカッションの音でオーケストラ曲を演奏したりできる。

右手でメロディーを演奏しながら左手で簡単なコード(和音)を弾くと、伴奏をつけられる自動伴奏機能を搭載。ロック、ポップ、ジャズなど幅広いジャンルや、さまざまな国・地域における伝統的なスタイルの自動伴奏プリセットを計300種類用意する。

初めて楽器を弾く人も、左手の指1本または2本で伴奏コードを変更できる「オート・ベース・コード・モード」を使うことで、右手に集中していても自動的に伴奏をつけられる。上級者のユーザーは、左手すべてを使って伴奏を奏でられる「ホール・モード」を使い、演奏をさらに楽しむことも可能だ。

  • 自動伴奏機能は300種類のプリセットを備える

このほか、スマートフォンやタブレット端末をBluetoothで接続して、内蔵スピーカーから曲を再生できる。再生する曲と一緒に演奏したり、Web上のレッスンコンテンツを再生して練習したりすることに役立つという。

また、マイク(別売)を接続して内蔵スピーカーから歌声を出力できる。ステレオ出力で外部の音響機器に接続すれば、ライブ演奏にも使えるとする。

本体サイズは譜面立てを使用した場合W1,048×D461×H319mm、譜面立て無しの場合1,048×D391×H141mm。重さは9.6kg(ACアダプター、譜面立てを除く)。

  • 譜面台を設置した場合のイメージ