オーディオ&ホームシアター展示会「OTOTEN2022」が、東京国際フォーラムで6月11日~12日の2日間開催される。さまざまなセミナーの一部をハイレゾ・ライブ配信することを、主催する日本オーディオ協会が発表。コルグの「Live Extreme」を用いて、フルHD映像と最高96kHz/24bitの音質で動画配信する。申し込みなしで、誰でも無料で視聴可能。
OTOTENは東京国際フォーラム(東京・有楽町)で開催される。入場無料だが、参加には特設サイトからの事前登録が必要。ただし、東京国際フォーラムガラス棟G701にて開催されるセミナーの予約はすべて満席となっている。今回、希望するセミナーを予約できなかった人や、OTOTEN2022に参加できない人も会場の雰囲気を体験できるよう、ハイレゾ・ライブ配信を実施する。
スピーカーで再生している音をマイクで収録し、動画配信サービスを通じて発信する“空気録音”をリアルに楽しめるよう、今回のハイレゾ・ライブ配信では、ハイレゾ収録に適したソニーのマイクロフォン「ECM-100U」を8本使った「ORTF-3D」方式によるマイキングと、ソニーの「ECM-100NMP」にタイムアライメントを施したスポットマイク収録の組み合わせを使う。これによって収録したサウンドから、サウンドエンジニアの峰岸良行氏が「スピーカー視聴用ミックス」、「ヘッドフォン用3Dイマーシブミックス」の2種類の配信用ミックスを作って配信する。いずれも主音声はスピーカー視聴用ミックス、副音声はヘッドホン用3Dイマーシブミックスとなる。
Live Extremeでは音声のマルチチャンネル配信が可能で、ブラウザ上のプレーヤーでは2種類の音声を手軽に切り替えられる。今回の配信フォーマットはフルHD映像+ハイレゾ音声(96kHz/24bit)、フルHD映像+ロスレス音声(48kHz/24bit)。PC、スマートフォン搭載のブラウザ(Google Chrome, Apple Safari)は48kHz/24bit再生をサポートしており、追加の機器や専用アプリなしでロスレス音声を楽しめる。PCでハイレゾ再生する方法については、Live ExtremeのWebサイトを参照のこと。
ライブ配信されるのは、6月11日と6月12日にG701で開催される以下のセミナー。