日立グローバルライフソリューションズは7月2日に、5.5合炊きIHジャー炊飯器の新モデル「ふっくら御膳(RZ-W100FM)」を発売する。本体カラーは漆黒の1色。価格はオープン、推定市場価格は88,000円前後。
ふっくら御膳シリーズは以前から、京都の米老舗「八代目儀兵衛」が理想に掲げる「外硬内軟(がいこうないなん)」の炊き上がりを特徴としている。お米の一粒一粒がはっきりと輪郭を持ち、しっかりとした食感、かむほどにお米の甘みが広がるというごはんだ。
これを実現しているのが独自の炊飯方式「極上ひと粒炊き」で、炊飯時の内釜内を最大1.3気圧まで高めながら加熱し、そのまま最大107℃のスチームによって高温を維持しつつ蒸らす。今回の新モデルでは、極上ひと粒炊きの炊飯コースに「極上新米」コース(白米と無洗米)を追加。新米の炊飯時に八代目儀兵衛の技(おもに火加減)を取り入れ、圧力加熱の火力、お米の浸しやスチーム蒸らしの時間を調整するようにした。新米は少なめの水で炊くことが定番だが、通常と同じ水加減でも新米のツヤ・ハリを生かして外硬内軟に炊き上げるとしている。
ごはんをおいしく保温する「スチーム保温」機能では、炊飯時に発生する蒸気を水分にしてたくわえる量を増やし(給水レス オートスチーマー)、スチームを送り込む時間を長くした。保温時間そのものは従来モデルと同じ最大40時間だが、スチーム放出時間は従来モデルの「約1~2時間のスチーム放出を3回」に対して、新モデルは「約4~4.5時間のスチーム放出を3回」になっている。
以前から好評の「蒸気カット」も引き続き搭載し、炊飯時に本体から蒸気がほとんど出ない仕様。スライド棚のような場所で炊飯しても蒸気がこもりにくく、置き場所の自由度が高い。
炊飯できるお米は、白米、無洗米、雑穀米、玄米、発芽玄米、麦ごはん。極上コースの炊き上がりは「しゃっきり」「ふつう」「もちもち」を選べる。そのほか、極上すしめしコース(白米と無洗米)、炊き込み、おこげ、おかゆ、おこわといった炊飯コースがある。少量炊飯コースは0.5合~1合、または1.5合~2合。
本体サイズは幅248×奥行き302×高さ234mm、重さはやく6kg、炊飯時の定格消費電力は1,400W。自立するコンパクトしゃもじ、計量カップが付属。
同時に、RZ-W100FMから若干スペックダウンしたRZ-V100FMも発売する。本体カラーはフロストホワイトとフロストブラック、価格はオープン、推定市場価格は60,000円前後。極上コースで炊けるお米が白米と無洗米の2種類となり、極上新米コースは搭載していない。スチーム保温は最大24時間。