ファーウェイ・ジャパンが、メガネ型のスマートデバイス「HUAWEI Eyewear」の次世代モデルを発売しました。軽量化をはじめとして製品の完成度を高めつつ、リモートワークなどで音声通話をする場合にも便利な機能を搭載。5月26日発売で推定市場価格は32,780円です。
また、メガネメーカーのOWNDAYSとコラボレーションした「OWNDAYS×HUAWEI Eyewear」も発表し、こちらは6月3日発売、市場想定価格は32,780円です。より一層「メガネ」としての使い勝手が高まり、幅広いニーズに対応できる製品だと感じました。
HUAWEI Eyewearは、前モデルでメガネ型の音楽用デバイスとして登場しました。スマートフォンと接続し、Bluetoothイヤホンとしてツルの部分から音が流れる仕組みです。イヤホンのように耳に装着するわけではないので音漏れはしますが、音漏れを最小限にする工夫も。ボリュームを上げすぎなければ、満員電車で隣に人が立っているような距離でも、通常のイヤホンのように「ちょっと音が漏れているかな?」という程度に抑えられています。
もともと「アウトドアでのエンターテインメント利用」を想定していたそうで、屋外でも快適に音を聞けるように設計されていました。しかし、コロナ禍でリモートワークやリモート会議が増えたことで、イヤホン代わりの利用ニーズが高まり、さらなる軽量化や通話品質の改善を図ったのが今回の新製品です。
通常版のEyewearは、ラウンドフレームのボストン型ではフルリムタイプ、台形フレームのウェリントン型はフルリムタイプとハーフリムタイプの合計3種類を用意。OWNDAYSコラボモデルは、スクエア型、ウェリントン型ともにフルリムタイプで、それぞれブラックとグレーの2色ずつを用意します。
コラボモデルはフロントフレーム部分をOWNDAYSがデザイン。本体となるツルやメガネフレームはファーウェイが開発・製造します。この機構によって、度入りレンズやPCレンズなどと交換できるのが大きなポイントです。
従来モデルでは、度入りレンズへ交換するにはメガネ店に行く必要があり、店舗によっては断られることもあったそうです。今回、OWNDAYSとコラボレーションしたことで、OWNDAYSの各店舗でレンズ交換に対応します。通常版は有償ですが、コラボモデルは度数に合わせて最適な薄さの非球面レンズを追加料金なしで提供するそうです。
通常モデルもコラボモデルも、メガネとして違和感のないデザインとなっており、軽量化によって装着てもジャマに感じません。OWNDAYSとのコラボでは、別売のSNAP LENSに対応。フロントパーツの上からマグネットで装着して、ワンタッチでサングラスに切り替えられるため、車の運転にも重宝するでしょう。
普段、筆者はメガネをかけないのですが、HUAWEI Eyewearは軽いのでそれほどジャマに感じませんでした。運転中のサングラスとそう大差がない感覚で、デザイン的にもフレームが大きすぎず、違和感はありません。
イヤホン代わりとして使える製品ですが、普通のイヤホンのように耳を覆ったり、耳孔に何かを入れたりするわけではないので、長時間のリモート会議などでも疲れずに使えそう。日々のリモート会議で長時間のイヤホンやヘッドホンの装着性に悩んでいる人は、検討してみてはいかがでしょうか。