Acerは5月18日、新製品発表会イベント「Next@Acer」を開催し、SpatialLabsの裸眼立体視技術を搭載するモバイルディスプレイ「SpatialLabs View」シリーズを発表した。

  • 「SpatialLabs View」

SpatialLabsの裸眼立体視技術を搭載する製品としては、クリエイター向けのノートPC「ConceptD 7 SpatialLabs Edidion 3D Laptop」が登場済みだが、SpatialLabs Viewは、そのディスプレイ部分のみを抜き出してモバイルディスプレイにした、と言っていい製品だ。

表示部にはConceptD 7 SpatialLabs Edidion 3D Laptopと同様の、15.6型液晶パネルを採用。ディスプレイ上部には2つのアイトラッキングカメラを搭載しており、立体視の効果をON/OFF制御できる液晶レンチキュラーレンズの採用も同様だ。なお、SpatialLabs Viewを利用するにはデスクトップPCではCore i7・GeForce RTX 2080以上の性能が、ノートPCではCore i7・GeFoce RTX 3070 Ti以上の性能が必要となる。

表示部の主な仕様としてはIPSパネルを採用しており、リフレッシュレートは最大60Hz。表示解像度は2D表示モードでは4K(3,840×2,160ドット)、3D表示モードでは2K(1,920×2,160ドット)となる。コントラスト比は1,200:1、応答速度は30ms以下、Adobe RGBカバー率100%の広色域表示に対応。容量56Whのバッテリも内蔵しており、最大5時間の単体動作が行える。映像入力端子はHDMI 2.0を搭載し、背面にはキックスタンドが備えて25度の範囲で角度調節が行える。VESAマウントへの装着にも対応しており、よりフレキシブルな利用も可能。重量は1.5kg未満。

  • ディスプレイ上部に立体視用のカメラを搭載

  • 背面にはキックスタンドを備える

この他、クリエイターや企業向けの「SpatialLabs View Pro」もラインナップ。ConceptD 7 SpatialLabs Edidion 3D Laptopなどと同じように、3Dアプリケーション管理ツール「SpatialLabs Experience Center」を利用したり、Autodesk MayaやBlenderなどのSpatialLabs対応3DCGツールを活用し、3Dコンテンツ制作が行える。