Amazonは、15.6型のスマートディスプレイ「Echo Show 15」の国内での予約販売を3月23日に開始した。出荷開始は4月7日を予定している。価格は29,980円。

  • Echo Show 15

音声アシスタントのAmazon Alexaを搭載したスマートディスプレイ「Echo Show」シリーズの最新機種。同シリーズでは最大となる、15.6型/1,980×1,080ドットのフルHDタッチスクリーンを備え、縦横どちらでも利用できる。2021年9月に発表し、海外市場では既に発売済み。国内では注文開始をEメールで通知するサービスを提供していたが、今回発売日が正式に決まった。

  • 縦向きに壁掛け設置したところ

Echo Show 15は「家族の暮らしの中心となるデバイス」として設計しており、家族が必要とする情報やコンテンツをまとめて画面に表示可能。ウィジェット機能を利用してホーム画面をカスタマイズし、カレンダーやリマインダー、付せん、やることリスト、買い物リストなどを表示できる。クックパッドウィジェットをホーム画面に追加し、すぐにレシピを確認するといった使い方も提案する。ウィジェットの表示内容は常に更新され、最新の情報をいつでも見られるという。また、好みに合わせて各ウィジェットの配置変更も行える。

ユーザーを認識する「ビジュアルID」を装備。Echo Show 15の内蔵カメラ(5メガピクセル)を使ってAlexaがユーザーを認識し、個々人に合わせてパーソナライズした情報を画面表示する。家族一人ずつのプロフィールをあらかじめ作成してビジュアルIDを登録すると、各自の自分用カレンダーやメモ、最近聞いた音楽などを自動表示できる。この機能は、既存のEcho Show 10/8でも近日導入予定。

  • ビジュアルIDの利用イメージ

  • 個々人に合わせてパーソナライズした情報を画面表示する

スマートホーム製品の操作やダッシュボードでの一元管理にも対応。ピクチャー・イン・ピクチャー機能を使い、画面でコンテンツを流しながら別室に設置したカメラで子どもの様子を見守ることもできる。

プロセッサーは、クアッドコアの「Amazon AZ2」。従来はクラウド上で処理していたデータがデバイス上で処理できるようになり、Echo Show 15はビジュアルIDに登録した人物の認識もデバイス上で行えるとする。なお、ビジュアルIDはオフにもでき、内蔵カメラにはカメラカバーを備える。

IEEE 802.11a/b/g/n/acに準拠し、デュアルバンド(2.4/5GHz)対応の無線LANを装備。Wi-Fi 6(802.11 ax)には執筆時点では対応していない。ほかにも、Bluetooth接続に対応し、スマートフォンなどの音楽を内蔵スピーカー(1.6インチ×2)でワイヤレス再生できる(ただし、Mac OS Xデバイスには対応しない)。

本体サイズは、横向きで壁に取り付けた場合が402×35×252mm(幅×奥行き×高さ)、縦向きでは252×35×402mm(同)。重さは2.2㎏。30Wの電源アダプターと長さ1.5mの電源ケーブル、壁掛け用のマウントやテンプレート、ネジなどが付属する。

別売オプションとして、大きな穴を空けずに壁掛けできる「Echo Show 15 専用壁美人壁掛け金具」(3,480円)や、据え置き設置用の「Echo Show 15専用スタンド」(3,980円)を用意する。

  • 本体仕様