Amazonは、同社最新のスマートスピーカー「Echo Show 10」を4月14日に発売しました。これに先立ち、関根勤さん、麻里さん親子を招いての発表会、およびメディア向け体験会を開催しました。

「Echo」はAmazonの音声AI「Alexa」に話しかけることで、様々な機能が利用できるスマートスピーカー。「Echo Show」はディスプレイ付きのシリーズで、「Echo Show 10」は約10.1インチのHDディスプレイのほか、2.1chを内蔵するパワフルなスピーカーや13メガピクセルのカメラを搭載しています。

  • 新「Echo Show 10」の発表会にゲストとして招かれた関根勤さん、麻里さん親子

人のいる方向に画面が向くモーション機能に注目

最大の特徴は人の声や動きにあわせて、ディスプレイの向きを最大350度まで自動回転するモーション機能。いわゆるディスプレイの「首振り」が可能で、「Alexa」と話しかけると声のする方向にディスプレイを向けるだけでなく、人の動きを検知して自動的に追従します。

ビデオ通話の際に多少動いてもしっかりフレームインができるほか、部屋のいろんな場所で家事をしながら配信動画を見るといった使い方が可能。ディスプレイだけでなくスピーカーも一緒に回転するので、サウンドも常にベストな状態で楽しむことができます。なお駆動にはブラシレスモーターが採用されていて、動作音も驚くほど静かです。

  • 新「Echo Show 10」の特徴。新たに動くディスプレイが搭載されている

  • 2つの1インチツイーター、2.5インチウーファーを内蔵したスピーカーの底部に、ブラシレスモーターを搭載。ディスプレイと一緒にスピーカーも向きを変える

アマゾン Alexaインターナショナル シニアプロダクトマネージャーの北野沙織さんによれば、開発時にはVR技術を駆使して、どのように動作させるか徹底的なシミュレーションが行われたといいます。

たとえばユーザーを真正面で捉えているとき、ユーザーの頭が多少左右に揺れても、ディスプレイは動きません。一方でもしユーザーの頭の位置が真正面とは異なる位置に一定時間止まったら、それは移動と捉えて動くといった具合。動作の範囲をユーザーが設定することもでき、背面に壁がある場合は180度に止めるといったこともできます。もちろん動作中に何か障害物に当たったら、停止する機能も備わっています。

  • 「Alexa」と呼びかけると、声のする方向へディスプレイが回転するしくみ

  • 動きながらビデオ通話や配信動画の視聴が楽しめると、アマゾン Alexaインターナショナル シニアプロダクトマネージャーの北野沙織さん

  • モーションのオン、オフや、どういったシーンで動作させるかは設定で変更できる

  • 首振りの範囲を直感的に設定可能。壁などがある場合に必要な範囲だけ可動させられる

コロナ禍のコミニュケーションに役立つ新デバイス

音声や動きを検知、解析し、追随する機能は、遅延の低減やプライバシー保護ため、ローカルでデータ処理を行っているとのこと。なお人の動きはカメラで捉えますが、画像は保存されず、形状や曲線、色などのポイントデータに変換して認識するしくみになっています。

モーション機能を使って、スマートフォンのAlexaアプリから自宅の「Echo Show 10」にアクセス。「Echo Show 10」をネットワークカメラのように使って、家の中の様子をチェックできる機能も新たに提供されていますが、一方でカメラカバーも設けられているなど、プライバシーへの配慮が徹底されています。

このほか10.1インチの大画面を活かして、動画配信画面の上に天気予報を表示するといったマルチウィンドウ機能や、ビデオ通話では最大8人のユーザーと同時に話せるグループ通話機能なども利用可能。なおこれらの機能は、他の「Echo Show」でも利用できるようになっています。

  • スマートフォンのAlexaアプリからモーションを遠隔操作し、自宅の様子を350度チェックできる

  • ビデオ通話は新たに8人までのグループ通話に対応。「Echo Show」シリーズやスマートフォンで参加できる

発表会では関根勤・関根麻里さん親子が、「Echo Show 10」でのビデオ通話を体験していましたが、通話中に動いてもフレームアウトすることなく「ながらビデオ通話」ができるのは、PCやスマートフォンのビデオ通話アプリでは体験できない、新たな魅力と言えます。

今はコロナ禍で離れて暮らす家族とのコミュニケーションが取りづらいですが、大画面ディスプレイは高齢者にも使いやすく、家族間のコミュニケーションツールとしても活用できそうです。