Dynabookは3月18日、個人向けの14型プレミアムノートPC「dynabook R9/V」「dynabook R8/V」「dynabook R6/V」を発表した。3月24日から順次発売し、価格はオープン。店頭予想価格は、R9/Vが290,000円台前半、R8/Vが250,000円台前半、R6/Vが220,000円前後。

  • dynabook R9/V。R8およびR6も外観はほぼ同じだ。カラーはダークテックブルー

dynabook Rシリーズ3機種は、いずれも13.3型のフットプリントに14型液晶ディスプレイを採用したモバイルPC。Dynabookが1月26日に法人向けに発表した「dynabook RJ74」の個人向けモデルにあたる。

プロセッサは12コア16スレッドの第12世代Intel Core i7-1260PもしくはCore i5-1240Pを搭載し、R8/VおよびR6/Vでは1kgを切る940gの重さを実現した。また、全モデルでCPUパフォーマンスを28Wの高い状態で維持する「dynabook エンパワーテクノロジー」も搭載する。

画面はアスペクト比16:10の14型WUXGA解像度で、ブルーライトを低減するLow blue light液晶を採用。ボディ素材は軽さと剛性を両立するマグネシウム合金で、アメリカ国防総省の物資調達基準である「MIL規格」に準拠したテストを予定する。最上位のR9/Vは、Intelが定めた要件を満たしたEvoプラットフォームモデルとなる。

  • ディスプレイは180度開く

  • キーボード面。タッチパッドのスペースを大きくとっている。右上には指紋認証センサー一体型の電源ボタンを配置。余計な装飾やボタンがない、シンプルなデザインだ。R9ではキーボードバックライトも内蔵する

全モデルで電源スイッチ一体型の指紋認証センサーやThunderbolt 4ポートを装備した。サウンドはDolby Atmos対応スピーカーを搭載。バッテリー駆動時間は上位のR9/Vで約24時間、R8・R6で約20.5時間の駆動が可能(JEITA 2.0)。OSはWindows 11 Homeを標準搭載する。

機能面では、ビデオ会議に適した機能を用意。キーボードのタイプ音や周辺ノイズを低減し、自分以外のオンライン会議参加者に声を聞こえやすくする「AIノイズキャンセラー」、ビデオ会議で自分の映像の明るさや位置を最適化する「AIカメラエフェクター」を搭載する。

dynabook Rシリーズの主な仕様
製品名 dynabook R9/V dynabook R8/V dynabook R6/V
OS Windows 11 Home
CPU Intel Core i7-1260P Intel Core i5-1240P
メモリ 32GB 16GB 8GB
ストレージ 512GB SSD 256GB SSD
グラフィックス Intel Iris Xe グラフィックス
光学ドライブ
ディスプレイ 14型ワイド液晶(1,920×1,200ドット、ノングレア)
通信 Wi-Fi 6(IEEE802.11a / b / g / n / ac / ax)準拠の無線LAN、Bluetooth 5.2、ギガビット準拠の有線LAN
生体認証 指紋認証
インタフェース USB 3.2 Type-A(Gen1)×2、Thunderbolt 4(USB4 Type-C)×2、HDMI出力×1、マイク/ヘッドホン出力×1など
サイズ W312.4×D224.0×H15.9mm
重さ 約1.05kg 約940kg
バッテリー駆動時間(JEITA 2.0) 約24時間 約20.5時間
Office Office Home & Business 2021
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