NTTドコモは3月14日より、サムスン電子製「Galaxy S10 SC-03L」「Galaxy S10+ SC-04L」「Galaxy S10+(Olympic Games Edition) SC-05L」のスマートフォン3機種をAndroid 12に更新するOSアップデートの配信を開始した。
OSアップデート所要時間の目安は、いずれもWi-Fi利用の場合で約42分、PC利用の場合で約70分。更新後のソフトウェアバージョンは下記のとおり。
- Galaxy S10 SC-03L:SP1A.210812.016.SC03LOMU1DVB5
- Galaxy S10+ SC-04L:SP1A.210812.016.SC04LOMU1DVB5
- Galaxy S10+(Olympic Games Edition) SC-05L:SP1A.210812.016.SC05LOMU1DVB5
OSアップデートに伴う主な更新内容は次のとおり。
プライバシー強化
カメラ/マイクの利用中にアイコン画表示され、アプリがカメラ/マイクを利用していることが一目でわかるようになる。また、位置情報の利用を許可する際、正確な位置情報の許可とおおよその位置情報の許可を使い分けられるようになり、用途ごとに利用する位置情報の粒度を選択できるようになる。
ポップアップウィンドウのピンオプション
アプリをポップアップ表示している際に、ヘッダーから「ピン」オプションを選択できるようになる。「ピン」オプションを選択すると、ポップアップウィンドウが常時表示になり、簡単にアクセスできる。
ビデオコラージュ
ギャラリーアプリからコラージュを作成する際に、動画も混合でコラージュを作成できるようになる。動画ファイルは最大4件まで追加可能。
カスタマイズされたディスプレイモード
ディスプレイモードとして、「高コントラスト」モードと「拡大して表示」モードが選択できるようになる。
「高コントラスト」モードは、ダークモード/高コントラストフォント/高コントラストキーボードの設定をオンにし、アニメーションを削減、さらに透過度とぼかしを減らす設定。「拡大して表示」モードは、フォントサイズと画面ズームを一段階大きくし、ハイライトボタン/太字フォントの設定をオンにするもの。「標準」モードを指定すると、これらの設定はリセットされる。
その他の改善される事象
上記以外に次のような改善も含まれる。
- カメラのシングルテイクモード設定画面でシャッターボタンが表示される場合がある事象の改善
- ルーペウィジェットを起動すると画面に横線が表示される場合がある事象の改善
- セキュリティパッチの更新。セキュリティパッチレベルは2022年2月となる。セキュリティアップデートの細かい内容は「Androidセキュリティ速報 - 2022年2月」を参照のこと
- 製品をより快適に利用するための更新や一部仕様・表示の変更など