米AMDは、AMD fTPM機能を有効化しているPCで断続的に発生しているパフォーマンス低下問題について、UEFIアップデートによる解決策の提供を明らかにした。2022年5月以降に各マザーボードメーカーからの提供を開始する。

AMD fTPMは、CPUでセキュリティモジュール「TPM(Trusted Platform Module)」をサポートする機能。Windows 11のインストール時には必須の要件とされており、暗号化機能「Bitlocker」等でも利用されている。性能低下はこのAMD fTPM機能の利用時に一部のPCで発生。マザーボード上のSPIフラッシュメモリーでfTPM関連のメモリトランザクションが断続的に拡張し、このトランザクションが完了するまでシステムの応答性が一時的に低下するという。

回避策として、AMDはfTPMではなくdTPMの使用を案内中。なお、使用中のシステムでfTPMからdTPMに切り替えると、Bitlockerで暗号化したドライブが使えなくなることがある。TPMデバイスの切り替えについてはMicrosoftのサポートページに詳しい。