米Appleは3月3日(現地時間)、米国のApple Storeで対面式の「Today at Apple」セッションを3月7日から再開すると発表した。「Remix Lady Gaga」というミュージックスキルの新しいプログラムも用意し、3日から参加予約の受け付けを開始した。

「Today at Apple」では、ビデオや写真、アートの様々なスキル、Apple製品の使い方を無料で学べる。参加者同士が交流できる小規模グループのプログラムで、参加者が影響を与え合いながら学びを深められるのが直営店Apple Storeで行われるToday at Appleに参加する価値になっていたが、新型コロナウイルスの感染拡大で実店舗での開催が一時中止になり、オンライン・セッションが導入された。

昨年秋に欧州の一部で対面式セッションを再開。日本でも昨年12月にリスタートしており、米国での再開によってグローバル規模のプログラムが本格的に再始動する。

国際女性デー(3月8日)が制定されている3月は、米国など多くの国で女性史月間 (Women's History Month)になっている。それに合わせて、Today at Appleで新セッション「Remix Lady Gaga」を提供する。

昨年夏のアップデートで「GarageBand」に、レディー・ガガの「Free Woman」とデュア・リパの「Break My Heart」を用いたリミックス・セッション(Remix Session)が追加された。Today at Appleに基づいた新機能で、GarageBand内でリミックスを学び、原曲を構成するボーカル、ビートや楽器などを個別に聴き、用意されている音源やループ素材を用いて自由に曲をリミックスできる。初心者を含む幅広いユーザーが楽しめる。それをToday at Appleのセッションに仕立てたのが「Remix Lady Gaga」である。「Free Woman」をGarageBandのLive LoopsやRemix FXなどを使ってリミックスする。リミックスアートの面白さを体験できる30分のセッションだ。

リミックスはToday at Appleの定番セッションの1つになっており、過去にはアリシア・キーズ、ビリー・アイリッシュ、カリード、マドンナ、樸樹、テイラー・スウィフトなどがフィーチャーされてきた。

レディー・ガガ版は日本でも「ミュージックスキル:Lady Gagaをリミックスしよう」というタイトルで3月7日(日本時間)から提供され、Today at Appleのサイトで参加予約の受け付けが始まった。参加者は自分のiPadまたはiPhoneを使うか、ストアで最新モデルの貸し出しを受けられる。