Lenovoは2月28日、モバイル業界の見本市「MWC Barcelona 2022」の開催にあわせ、Chrome OSを搭載したノートPC「IdeaPad Chromebook」シリーズの新製品を発表した。
登場したのはIdeaPad Flex 5i Chromebook、IdeaPad Flex 3i Chromebook、IdeaPad Duet 3 Chromebookの3製品で、いずれもペン入力をサポートし、ディスプレイが回転するコンバーチブルもしくは、キックスタンドで自立して使えるタブレット製品となっている。
IdeaPad Flex 5i Chromebook
IdeaPad Flex 5i Chromebookは、プロセッサに第12世代Core i5-1235Uを搭載するChromebook。アスペクト比16:10の14型のIPSディスプレイを備え、別売のスタイラスペンによる入力もサポートする。従来モデルからタッチパッドを拡大し、よりフレキシブルに使えるようになったとした。
ベゼル上にはフルHD解像度のWebカメラを内蔵するほか、セキュリティ関連機能として指紋認証機能もサポート。サウンドはMaxxAudioチューニングのデュアルスピーカーを搭載した。バッテリー駆動時間は最大10時間。
インタフェースはUSB 3.2 Type-C Gen2×2、USB 3.2 Type-A Gen1×1、microSDカードスロット×1、コンボオーディオジャック×1など。本体サイズはW315.5×D229×H19.7mm、重さは約1.62kg。2022年6月に提供予定で、価格は549ユーロ(約70,800円。1円=128.90円換算時、以下同)から。
IdeaPad Flex 3i Chromebook
IdeaPad Flex 3i Chromebookは、プロセッサに最大Intel Pentium Silver N6000を採用するChromebook。画面サイズは15.6インチ(フルHD解像度)で、タッチ対応のIPS液晶を搭載する。こちらもIdeaPad Flex 5i Chromebookと同じく360度回転ヒンジを備え、ノートPC形状やタブレット形状など、画面を回転させた使い方が可能。
インタフェースはUSB 3.1 Type-C Gen1×1、USB 3.1 Type-A Gen1×2、microSDカードスロット×1、コンボオーディオジャック×1、HDMI×1など。MaxxAudioチューニングのデュアルスピーカーも搭載する。
本体サイズはW362.02×D248.00×H18.94mm、重さは約1.91kg。2022年5月に提供予定で、価格は449ユーロ(約57,900円)から。
IdeaPad Duet 3 Chromebook
IdeaPad Duet 3 Chromebookは、背面にキックスタンドを備えた11インチのChromebook。7.9mmの薄いファンレスタブレットで、プロセッサには米Qualcommが2021年5月に発表したARM版Windows PC向けSoC「Snapdragon 7c Gen2」を搭載する。
カメラは前面に5MP、背面に8MPのものを搭載。ディスプレイは従来のIdeaPad Duetシリーズ(10.1型)から11型に拡大し、解像度もフルHDから2Kへ向上した。画面はタッチ対応で、別売のスタイラスペンも利用できる。
インタフェースはUSB 3.0 Type-C Gen1×2。Bluetooth 5.1およびWi-Fi 5による通信をサポートする。デュアルスピーカーを搭載し、本体の厚みは7.90mm、重さは約516.5g。2022年5月に提供予定で、価格は349ユーロ(約45,000円)から。