ヤマハは、 音楽用途をはじめビジネスや公共施設などでもライブ演奏やスピーチをより豊かに、深みのある音にしたいというニーズに応えたミキシングコンソール「MG16X」「MG12X」「MG10X」を2022年3月に発売する。市場想定価格は「MG16X」が68,000円前後、「MG12X」は45,000円前後、「MG10X」は30,000円前後。

  • MG16X

  • MG12X

  • MG10X

今回発売となる「MG16X」「MG12X」「MG10X」は、既発の16/12/10チャンネルの基本モデル「MG16」「MG12」「MG10」に「SPXデジタルエフェクト」を標準搭載したもの。ヤマハのデジタルマルチエフェクトプロセッサー「SPX」で採用されたデジタルエフェクト24種を搭載。それぞれのエフェクトはエディットが可能となっている。オプションのフットスイッチ「FC5」を追加すれば、足元の操作でエフェクトのオン/オフが行える。

入力部にはディスクリートClass-Aマイクプリアンプ「D-PRE」を装備し、ヘッドアンプ部には増幅素子を多段構成としたインバーテッドダーリントン回路を採用。中低域の音質にふくよかな張りと艶を持たせている。カスタムメイドのオペアンプ「MG01」も採用し、豊かな低音感と伸びやかな高音も実現した。入力端子にはコンボジャックを採用し、XLRとTRSフォーンに対応。コンボジャックを配備したチャンネルでは、入力信号のレベルを減衰させるPAD回路によりラインレベルの入力をXLRで受けることも可能となっている。

本体は金属製シャーシを採用しながらも持ち運びできる重さとなっており、さまざまな場所へ簡単の設置できる。また、イベントなど音響機器が多く設置された中で、すばやくマスターコントロールの位置を確認できるように、マスターセクションの配色を、従来のブルーから視覚的な効果の高いグレー色へと変更している。「MG10X」はオプションの「BMS-10A」アダプターによってマイクスタンドに取り付けられ、「MG12X」はオプションの19インチラックマウントキット「RK-MG12」で専用ラックへ収納でき、「MG16X」はラックマウントキットを付属している。

サイズと質量は、「MG16X」がW444×H130×D500mm/6.8kg、「MG12X」がW308×H118×D422mm/4.2kg、「MG10X」はW244×H71×D294mm/2.1kgとなっている。