インターネットイニシアティブは2月17日、同社の提供するNTTドコモ回線のMVNOサービスにおいて、危険なサイトのURLや電話番号が含まれるSMSを自動で拒否する「危険SMS拒否設定」機能を提供すると発表した。提供開始は3月中旬の予定。同機能の利用に際して申し込み等は不要で、追加費用も発生しない。
この機能は、SMSを用いたフィッシング詐欺の被害拡大に対応するもの。不正なサイトへ誘導したり、危険なアプリのインストールをさせようとしたりするSMSをフィッシングSMSと判定し、受信を拒否する。受信拒否設定は自動で適用されるが、機能を利用しない場合はユーザーが設定を変更して無効にできる。
対象となるのは、以下のサービスの「SMS機能付きSIMカード」「音声通話機能付きSIMカード」プラン。いずれも対象はNTTドコモの回線を利用するタイプDのサービスのみ。
- 法人向け
- IIJモバイルサービス/タイプD
- 個人向け
- IIJmioモバイルサービス(ギガプラン)タイプD
- IIJmioモバイルサービス/タイプD
なお、利用中の回線において「SMS一括拒否設定」および「個別番号受信」を設定している場合は自動適用はされないため、機能を利用するにはユーザーが自身で有効化の設定を行う必要がある。
機能を利用しない場合の無効化設定、自動適用されない場合の機能有効化設定は「Web設定」から行える。