米Microsoftは2月15日(米国時間)、タスクバーの改善や新デザインの「Media Player」「メモ帳」、Androidアプリ/ゲームのサポートのパブリックプレビューなど、Windows 11の新機能をリリースした。Windows UpdateとMicrosoft Storeのアップデート機能を通じた提供になっている。同社はWindowsの大型アップデートを従来の年2回から年1回に減らしたが、大型アップデートとは別に、今後はWindowsサービスやMicrosoft Storeなど様々なアップデート方法を使って新機能を継続的に提供していく。これまでより頻繁な新機能リリースになるとのこと。15日に公開したブログ記事でPanos Panay氏が明らかにした。
アップデート後のタスクバーでは、デフォルトで左端に「天気」が表示され、クリックするとウイジェットボードが展開する。マルチモニター環境において全てのモニターで同じ情報にアクセスしたいというユーザーの声に応え、セカンダリモニターのタスクバーでも時計と日付を確認できるようにした。また、Microsoft Teamsでよく利用されるマイクのミュート/ミュート解除、ウインドウの共有などをタスクバーから簡単に行えるようになった。
Media Playerとメモ帳はMicrosoft Storeを通じてアップデートされる。Windows 11のビジュアルに沿って角がラウンドし、マイカ(Mica)素材の効果が用いられている。ダークモードに対応。新しいMedia Playerは「Grooveミュージック」アプリの置き換えになり、音楽やビデオのフォルダに含まれるコンテンツが自動的にライブラリに表示され、素早く音楽をブラウズして快適にプレイリストを作成できる。メモ帳は新デザインでも変わらずシンプルで、軽快かつ安定して動作する。
Androidアプリ/ゲームのサポートのプレビュー「Amazon Appstore Preview」は米国のみの提供。同機能でAndroidアプリ/ゲームの配信はAmazonのAppstoreが担い、Microsoft StoreでAndroidアプリを探し、連動した機能でAmazon AppstoreからAndroidアプリ/ゲームをインストールできる。Windows 11でのAndroidアプリ/ゲームの実行にはIntel Bridge Technologyを用いている。プレビューで利用できるAndroidアプリ/ゲームは「Audible」「Kindle」「Lords Mobile」「Khan Academy Kids」など一部だが、将来的に1,000以上のアプリ/ゲームを利用できるようにする予定。