日本Nrealは2月14日、約79gの軽量スマートグラス「Nreal Air」の国内発売を発表した。同日予約受付を開始し、3月4日に発売する。

希望小売価格は49,800円。国内では量販店のほか、ドコモショップやKDDI直営店でも取り扱いを開始し、体験コーナーも用意される。

  • Nreal Air。本体サイズは148×52×159mm(使用時)だが、多くの頭に合うよう柔軟性のあるヒンジを備えている

Nreal Airは、デジタル情報を現実の空間と重ね合わせて視聴できるスマートグラス。1,920×1,080のOLEDディスプレイを2基内蔵し、映像はグラス越しに4mで130インチ、6mで201インチ相当の表示が可能。単眼解像度最大1080p、および60Hzリフレッシュレートによる精細な表示も特徴となる。

また、ディスプレイは第三者検査・認証機関であるテュフラインランドの「低ブルーライト・フリッカーフリー」認証を取得。ハードウェアグレードの低ブルーライト要件を満たし、目への負担を軽減したという。

トラッキングシステムは、3DoF(3 Degree of Freedom)の自由度に対応。また、リニアスピーカーと大型サウンドチャンバー(音響空間)をテンプルに内蔵している。

本体はサングラスのような見た目で、約79gと軽い。多くのヘッドサイズに対応するため、ヒンジは最大40度曲がる柔軟性を備えたほか、最適な視野角が確保できる3段階のテンプル傾斜角調整システムも搭載した。対応する頭幅サイズは120-186mm。

ドコモおよびKDDIでは、2021年10月にNreal Airの取り扱いを発表しており、12月以降に販売するとしていた。当初発表では重さは約76g、リフレッシュレートは最大90Hzがうたわれていた。

Nreal Streaming Box

日本発売にあわせ、アクセサリ「Nreal Streaming Box」も発売される。Nreal Streaming Boxはポケットサイズの無線ドングルで、Nreal AirとNreal StreamingBoxをUSB Type-Cケーブルで接続することで、スマートフォンからの映像をワイヤレスでNreal Airに投影できる。

スマートフォンとNreal Streaming Boxの接続は、同じWi-Fiネットワークにつなぐか、スマートフォンをNreal Streaming Boxのアクセスポイントに接続する。希望小売価格は9,900円。

Nreal Streaming Boxの対応デバイスは、iOS 11.4以降のデバイス、Mac OS 10.14以降のデバイス、一部のAndroidデバイス、Windowsデバイス。AndroidデバイスについてはGalaxyシリーズやOPPO製デバイスなどが公式製品ページで紹介され、2月14日時点では下記デバイスがリストに挙がっている

Samsung Galaxy Z Flip3、Samsung Galaxy S21、Samsung Galaxy Note20 Ultra、Samsung Galaxy S20+、Samsung Galaxy S10+、LG V60 ThinQ 5G、LG Style3、 LG Velvet、OPPO Find X3 Pro、OPPO Find X3、OnePlus 10 Pro、OnePlus 9 Pro、OnePlus 9、Honor Magic3
  • Nreal Streaming Box

NTTドコモ、KDDIでの販売

ドコモでは、ドコモショップ97店舗やドコモホームページ、ドコモオンラインショップで、Nreal AirとNreal Streaming Boxの予約販売を2月14日に開始する。また、デバイスのレンタルサービス「kikito」でも、発売日の3月4日からNreal Airのレンタルを開始する。

Nreal Airを事前予約・購入したユーザーを対象に、dポイント3,000ポイントをプレゼントするキャンペーンも実施する。事前予約期間は予約開始日から2022年3月3日23時59分、購入期間は発売日から2022年3月21日23時59分。参加にはドコモ回線に紐づいたdアカウントでの予約・購入が必要となる。

KDDIでは、au Online Shopおよび全国のKDDI直営店で、Nreal AirとNreal Streaming Boxを2月14日に予約開始する。au公式アクセサリー「au +1 collection」として扱うため、Pontaポイントの利用が可能なほか、手数料不要の分割払い対象にもなる。