NTTドコモ モバイル社会研究所は、通話頻度と利用サービスに関する動向調査のレポートを発表した。2021年1月に実施したオンライン調査のデータを基にしており、サンプルは日本全国の15歳~79歳の男女8,837名。
「毎日通話する」人は1割以上
スマートフォンやフィーチャーフォンで音声通話(ビデオ通話含む)をする頻度を年代別に集計したところ、毎日通話をする人の割合は全年代で1割を超えた。月1回以上音声通話をする人の割合は30代が最も高い。
10代・20代はLINEで通話
音声通話をすると答えた人に対し、通常の電話回線での発信か、LINE通話かを調査。なお、二者択一ではなく両方を利用しているという回答も可能な形式となっている。
通常の音声通話の利用率は全年代で80%前後と目立った違いはないが、LINE通話の利用率には大きな開きがみられた。特に10代は89.0%、20代は86.4%といずれも通常通話の利用率を上回っており、通話料のかからないLINE同士での通話が定着しているようだ。
一方、比較的低かった70代でもLINE通話の利用率は50.6%と半数を超えており、スマートフォンの使い方を教える子世代・孫世代の影響や節約意識も伺える。
なお、その他の選択肢としてMessengerやSkypeでの通話率も調査されている。結果は下図のとおり。