OPPOは12月14日に、同社の技術イベント「OPPO INNO DAY」において、スマートグラス「OPPO Air Glass」を発表した。2022年第1四半期に中国で発売するとしている。

  • OPPO Air Glass

    OPPO Air Glass

「OPPO Air Glass」はQualcomm Snapdragon Wear 4100を搭載した片眼鏡型のスマートグラス。重量は約30gと軽量で、一般的なメガネと同じような感覚で装着できる。メインボディ部分は羽毛にインスパイアされたデザインで、レンズ部は単純な丸型/長方形ではないセミの羽根のようなレンズ形状。カラーはブラック/ホワイトの2色。

  • ブラック/ホワイト

    カラーはブラック/ホワイトの2色

自社開発のマイクロプロジェクターにより、画期的なAR体験を得られるという。プロジェクターは0.5ccのサイズに最大輝度300万nitのマイクロLEDを搭載しており、屋外・屋内を問わず明るくシャープな表示が可能。金属製の外装により、良好な放熱性と安定性を確保している。表示は16段階グレースケール/256段階グレースケールの2つのモードを選択可能。2層のサファイヤガラスでマイクロ波を伝送する導波管を覆っており、高い透明度を確保している。

設計は遠視/近視を持った人たちにも利用できるように配慮されており、シルバーのハーフフレームのほかに、視力矯正用のメガネと一緒につかいやすいブラックのフルフレームも用意している。ハーフフレーム/フルフレームのいずれも、2サイズがある。

  • 2つのフレーム

    ハーフフレーム/フルフレームの2つのフレームを用意

「OPPO Air Glass」の操作はOPPO Watch 2またはColorOS 11以上が導入されたOPPO製スマートフォンの「Smart Glass」アプリで行えるほか、タッチ、音声による操作にも対応する。また、OPPO Watch 2とペアリングして使用する場合は、OPPO Watch 2を装着した腕の動きで操作が可能。さらに頭部の動き――うなづいたり、首を振ったり――での操作も認識する。

アプリケーションとしては、天気、カレンダー、健康管理、プロンプター、翻訳、ナビゲーションといったものが用意される。

  • 天気

    気温などの天気情報を表示

翻訳機能は音声での入力を自動的に翻訳して「OPPO Air Glass」上にテキスト表示するといったことが可能。現時点で北京語-英語の双方向翻訳が可能で、北京語-日本語と北京語-韓国語の翻訳も近い将来可能になる予定。

もうひとつの画期的なアプリケーションがプロンプター。プレゼンテーションを行う際に話す内容を眼前に表示し、スムーズに進めることができる。

  • プロンプター

    プロンプターの利用イメージ

またナビゲーション機能では、Baiduのアプリケーションを本製品用にカスタマイズして搭載。徒歩/自転車移動の経路案内、ユーザーがいる場所の近隣の店舗・スポットのガイドを表示可能だ。

  • ナビゲーション

    ナビゲーション機能のイメージ