パナソニック コネクティッドソリューションズ(パナソニック)は11月2日、常設の自社スタジオ「Studio CONNECT」を開設したと発表した。大規模スポーツイベントの中継やテレビ放送などで活用する同社独自の放送・業務用映像システムで機材を構成している。同スタジオは記者発表会などのライブ配信や顧客向けのウェビナー、社員とのコミュニケーションなどに活用し、オンラインでの情報発信を強化する。

  • パナソニックは自社専用の映像配信スタジオ「Studio CONNECT」を開設

本社浜離宮ビル15階(東京都中央区)にスタジオ専用スペースを確保。スタジオを予約さえすれば、社員はイベント配信ができる。オペレーターが常駐し、発信したい社員の操作を支援する。

自社開発の広角で20倍以上のズームを搭載するリモートカメラを3台設置し、人が撮影しにくいアングルの撮影が可能。同社の自動追尾ソフトウェアと連携することで、話し手を追いかけ、常に映し続けることでができる。

  • 3台のリモートカメラを設置。臨場感ある映像が配信できる

またリモートカメラを使うことにより、カメラマンが立ち入ることなく遠隔制御で撮影・操作が可能になり、現地ではオペレーター1名、イベントスピーカー1名の、最小2名でのイベントのオンライン配信が可能。独自の液晶ディスプレイにより、ディスプレイ上の資料に文字を書き込みながらの説明や、ホワイトボードを活用して参加者とコミュニケーションを行うことも可能。

同社は今後、同スタジオを活用してマーケティング、営業関連の情報発信、また国内のみならず海外の社員とのコミュニケーション機会を増やす。またスタジオソリューションとして販売することも検討しているとのことだ。