モリサワは、Webフォントサービス「TypeSquare」に、2021年新書体など計76書体を追加した。
オンスクリーンでの本文利用を目的に開発されたゴシック体「あおとゴシック」や、文脈に応じた連綿体などが反映される行書風デザイン書体「澄月(ちょうげつ)」のほか、「げんろく志安(しあん)」、「秀英にじみ四号かな」などの和文書体を追加。
欧文書体には、本格的な本文組版でも利用可能な「Sharoa Pro」や、 軽快で遊び心のあるディスプレイ書体「Backflip Pro」が加わる。
文学文藝作品を組むことを目的に制作された「文游明朝体」をはじめ、同書体と共通の漢字デザインをもつ別かなシリーズ「文麗かな」「蒼穹かな」「勇壮かな」「垂水かな」といった、本文組版の可能性を広げるラインナップをリリース。「ヒラギノ角ゴ 簡体中文 Std」7書体(GB2312-80対応)を追加したことで、既存の「ヒラギノ角ゴ 簡体中文」の2ウエイトから7ウエイトへと選択の幅が広がった。
また、新書体の追加に合わせ、「じゅん」「フォーク」「丸フォーク」「解ミン 宙」「解ミン 月」「毎日新聞明朝」「毎日新聞ゴシック」「秀英にじみ明朝」のAP版(※和文・欧文ペアカーニングと最新のIVSに対応した書体)、かな書体「秀英四号かな」と「秀英明朝」の漢字を組み合わせた「秀英四号かな+」も追加される。