ロジクールは10月28日、ポップな配色でタイプライター風デザインを実現したメカニカルキーボード「POP KEYS メカニカルワイヤレスキーボード」(以下、POP KEYS)と、ワイヤレスマウス「POPマウス」を発表しました。2製品とも、ロジクールの新しい接続技術「Logi Bolt」をサポートします。

いずれも発売日は11月18日で、価格はオープン。直販の「ロジクールオンラインストア」価格は、POP KEYSが11,000円、POPマウスが3,960円。カラーはいずれもイエロー、パープル、ローズの3色展開です。

  • POP KEYS メカニカルワイヤレスキーボード(パープル)。タイプライター風の丸いキーキャップと華やかなカラーが目を引く

  • POPマウス(パープル)。約10cm強と小さめで軽く、クリック音・スクロール音も静か。意外と実力派だ

  • カラーはパープル(左)、イエロー(中央)、ローズ(右)の3色展開。机の上をポップなカラーで彩る

華やかなカラーとタイプライター風デザインの「POP KEYS」

POP KEYSとPOPマウスは、ユーザーの気分を上げることを目指して設計、開発された製品。POP KEYSはタイプライター風の円形キーキャップに、鮮やかな色を組み合わせた配色が特徴です。また、10月14日に発表された省スペースのワイヤレスキーボード「MX KEYS MINI」と同じく、ディクテーションや絵文字、マイクミュートキーも搭載します。

キースイッチはメカニカルで、独自開発したタクタイルタイプの茶軸を採用。テンキーは省かれ、右側の一列は4つの絵文字キーが置かれ、ワンタッチで絵文字が入力できるようになっています(ユーティリティ「Logicool Option」でキー割り当て変更可能)。

パッケージにはLogi Bolt用のUSBアダプタおよび、標準で装着されている絵文字とは違うデザインの絵文字キーキャップ4種類を同梱。

キーレイアウトは85キー日本語配列で、キーピッチは19mm、キーストロークは4mm。押下圧は55g。本体サイズはW321.2×D138.47×H35.4mm、重さは779g。電源は単4形乾電池×2で、電池寿命は最大36カ月です。

  • POP KEYS パープル(手前)とイエロー(奥)の実機。イエローも黄色と灰色、黒を組み合わせたパンチのある配色だ

  • POP KEYSの正面。タイプライター風のデザインが特徴となる。レイアウトは85キー日本語配列で、テンキーレスだがカーソルキーは通常サイズ。Fnキーは右下(カーソルキー左)のみに配置され、右側のShiftキーは通常よりやや左寄りとなっている。キースイッチはメカニカルで、タクタイルタイプの茶軸(ロジクール製)はキーの2/3ほどまで力を入れるとスッと沈む打鍵感となり、軽い力で快適にキー入力できる。なお、キーキャップには指に馴染むようわずかな凹みがつけられている

  • 右側に4つ配置された絵文字キー。押すと割り当てた絵文字がそのまま入力でき、SNSや動画配信で絵文字をよく使うときに便利そうだ。一方、短期間試用したなかではDelキー、BackSpaceキーと、その隣の絵文字キーを間違えて入力してしまうことも

  • 絵文字キーはユーティリティ「Logicool Option」で割り当てを変更可能。好みの絵文字を設定できるほか、絵文字以外の機能(例えば「Webページを開く」「ウィンドウを閉じる」など)も割り当てられる

  • Escキーはメタリック仕様でデザインのアクセントになっている。上段はマルチメディアキーとなっており、3台までの接続先を切り替えられるEasy-Switchのほか、キャプチャキー、マイクミュートキー、ディクテーションキーなどが配置されている

  • Easy-Switchの3キーにだけ、接続先を示すLEDが内蔵されている

  • 背面は淡い紫色(パープルカラーの場合)。5つの滑り止めがついており、中央上部には電源の単3形乾電池を入れる場所がある

  • 本体のパッケージには、予備の絵文字キー4種類と、Logi BoltのUSBアダプタが同梱されている

  • 電源部分にはLogi Boltアダプタを収納可能

「POPマウス」はどこでも使える静音仕様の実力派

POPマウスは、POP KEYSキーボードと配色を合わせた明るいカラーが特徴の小型ワイヤレスマウス。中央ボタンの下には、絵文字入力できる絵文字メニューボタンが搭載されています。

独自の静音技術SilentTouchにより、左右のクリック音が従来モデル(M170)比で90%軽減されていることも特徴で、静かな場所でもクリック音が気になりませんでした。また、スクロールホイールは勢いよく回すと高速スクロールに切り替わるSmartWheelを搭載し、長い文書やWebページなどを素早く移動できます。

  • POPマウス。約10cm強の長さでわりと小さく、軽い

センサー方式はオプティカル、解像度は1,000~4,000dpi。本体サイズはW104.8×D59.4×H35.2mm、重さは82g。電源は単3形乾電池×1で、電池寿命は最大24カ月。

POP KEYSとPOPマウスの接続はBluetooth、もしくは独自規格Logi Boltを利用したワイヤレスで、有線接続は非対応です。最大3台のデバイスにBluetooth接続し、ボタンを押すことで切り替えて使えるEasy-Switchをサポート。また、2台のパソコン間でテキストや画像、ファイルなどを転送できるLogicool Flowにも対応します。

  • 裏面は淡いグリーン。Easy-Switchをサポートし、3台の接続先を切り替えられるようになっている

  • 電源は単3形乾電池×1で、本体カバーを開けて電池を入れる形。本体カバーは軽い力で外すことができる

デスクを同系色で彩るデスクマットとマウスパッド

POP KEYSとPOPマウスの発売に合わせ、デスクを同系色で彩るデスクマットとマウスパッドも販売されます。

「ロジクール デスクマット」はW700×D300×H2mmと大判で、キーボードとマウスを置いても余裕のあるサイズ。表面は100%再生ポリエステルで撥水加工が施され、裏は72%天然ゴムで滑りにくい仕様です。重さは286g。発売日は11月18日で、直販価格は2,310円。

小型の「マウスパッド」も、デスクマットと素材や作りは同じだが、サイズがW230×D200×H2mmと、マウスのみが置けるサイズとなっています。重さは73g。発売日は11月18日で、直販価格は1,210円。

  • ロジクール デスクマット。POP KEYSとPOPマウスを置いてもじゅうぶん余裕がある

  • 裏は全面ゴムの滑り止めとなっており、使用中にずれることはなさそうだ

  • こちらはマウスパッド。POPマウスを置いてちょうどいいサイズ

  • 表面は滑らかな触り心地の再生ポリエステル。エッジ部分はほつれないようステッチ加工が施されている