高級キーボード「REALFORCE」シリーズを展開する東プレが、「REALFORCE」シリーズの第3世代モデル「R3キーボード」を発表しました。

2001年に初代モデルが登場したREALFORCEキーボードですが、20年目の第3世代モデルで初めて待望のワイヤレス接続をサポート。“フェザータッチ”と呼ばれる独自の柔らかい打ち心地と深いストロークはそのままに、ケーブルから解き放たれ、最大4台のBluetoothデバイスを切り替えて使えるようになりました。

REALFORCE R3シリーズとして登場したのは20機種。このうち、ワイヤレスとUSB両接続に両対応したハイブリッドモデルは16機種です。今回はハイブリッドモデル・テンキーレスタイプ(型番R3HC21。キー荷重45g、静音モデル)の実機を写真で見ていきましょう。

  • REALFORCEのR3キーボード。テンキーレスモデルだが箱はかなり大きい

  • 開封したところ。キーボード本体とUSBケーブル、取り扱い説明書が同梱されている。発売日は11月1日、販売価格帯は23,980円~34,980円で、ハイブリッドモデル・テンキーレスタイプ(型番R3HC21。キー荷重45g、静音モデル)の直販価格は34,540円

  • ハイブリッドモデルのUSBケーブルは着脱式

  • キーボード側のUSBインタフェースはUSB 2.0 Type-C

  • 本体前面。テンキーレスモデルは91キー日本語配列で、本体サイズはW379×D163×30mm、重さは1.3kg

  • 本体背面。滑り止めは6カ所についており、前世代の「R2キーボード」から2つ増えている。1.3kgという重さもあって、机の上で普通に押したくらいでは動かない。タイピング中にずれることはまずないだろう

  • 本体は標準で傾斜がついたデザインかつ、段差を設けたステップスカルプチャー構造を採用。より傾斜の角度を高くするスタンドも備えている

  • 左側面と右側面。上がスタンドを立てた状態、下がスタンドを閉じた状態だ

  • 本体の上側。USBポートのみが配置されている

  • 本体の下側。特にインタフェースはない

  • 上面の左上にはおなじみのREALFORCEロゴが配置されている

  • キーピッチは実測1.9mm。ストロークは4.0mmだが、アクチュエーションポイントを設定できる「APC機能」により、0.8mm、1.5mm、2.2mm、3.0mmの4段階で入力点を設定できる

  • 最下段にあるスペースキーの左側の配列

  • スペースキーの右側の配列。東プレによると、スペースキーの長さは社内で取ったアンケートも参考に、ホームポジションで指が不自然にならないような長さにしたとのこと

  • 右上には電源ボタン兼設定切り替えボタンを搭載。長押しで電源ボタンとして使え、また短く押すことで本体に保存したキーマップ設定を切り替えられる。インジケーターは、最大4台まで切り替えられるBluetoothデバイスのどこに接続しているか、設定の切り替えがどちらになっているかを表示

  • ハイブリッドモデルの電源は単3形乾電池2本。USBケーブルでつないだ場合はバスパワーで駆動する

  • 半角/全角キーの右にある数字キーの1、2、3、4に、Bluetoothの接続キーが割り当てられている。Fnキーと同時に押すことで、Bluetoothデバイスの接続・切り替えが可能

  • カーソルキーはFnキーとの組み合わせで音量などを調節できる

  • サイズ感の参考に手を置いたところ。キースイッチは、REALFORCEキーボードで採用されている静電容量無接点方式で、物理的な接点をもたないため柔らかく軽いキー入力が可能だ。もちろん今回のR3キーボードも、スッと軽い力で沈み込むキータッチを楽しめる。なおBluetoothでつないでいても、短時間の試用では有線と比べ遅延を感じる場面はなかった

  • ちなみに接続はWindowsの設定にある「Bluetoothとデバイス」から、通常の手順で行える。REALFORCEのワイヤレス化は待っていたユーザーも多いと思われるが、接続しているBluetoothデバイスの欄に「REALFORCE」の名前が並んでいるのは新鮮な体験だ