東陽テクニカは10月15日、米国Uila社製の仮想基盤・VDIの管理/監視/ボトルネック可視化ツール「Uila」の新バージョン「ver.4.0」と「Horizon VDIモニタリング オプション」(VDIオプション)の提供を発表した。

「Uila」は仮想基盤やVDI(仮想デスクトップ基盤)の可視化、分析、最適化に特化した解析ソフトウェアツールだ。オンプレミス仮想化環境(VMware/Hyper-V環境はエージェントレス導入)とパブリッククラウド(AWS/Azure/GCPなど)におけるVM(仮想マシン)の構成とVM同士の通信連携、システム上のボトルネックを可視化できる。

  • 「Uila」の構成図

「ver.4.0」では、機能拡張したVDIオプションとの連携により、VDIセッションを一覧で可視化できるようになった。なお、同オプションには、ユーザーのログオン所要時間と内訳を表示し、画面転送プロトコルの統計情報からネットワークの通信状況を把握する機能が実装されている。

  • 「VDIオプション」の画面イメージ

ログオン情報の表示画面では、ブローカーの処理時間、エージェントの処理時間、アプリの起動時間などログオンプロセスの各ステップの所要時間を測定し、VDIエンドユーザーのログオンの失敗や遅延につながる問題を切り分けることができる。

  • ログオン情報の表示画面イメージ、左:Blast画面転送プロトコルの統計情報、右:セッション詳細情報(ログオン時間)