SAPジャパンは10月12日、「SAP S/4HANA Cloud」を中核とするクラウドオファリング「RISE with SAP」の中堅企業への導入支援を目的とした、パートナー向け新プログラムの提供を発表した。

同プログラムはSAPソリューションに関する知識や資格を持つパートナー企業向けのサービスとなる。基幹システムの移行プロジェクト向けに15のサービスを固定価格で提供する「Partner Services for RISE with SAP」のほか、導入プロジェクト向けのメンタリングサービス(Partner Mentoringサービス)やコーチングサービス(Partner Coachingサービス)を提供する。

Partner Services for RISE with SAPでは、各コンポーネントの選択や組み合わせも可能なので、パートナー企業は自社のサービスと組み合わせた顧客提案が行える。サポートもオフショアリソースによって日本語で提供される。

Partner Mentoringサービスでは、SAPジャパンの専任のメンターが13週間の期間に、週に1回、1時間のオンラインミーティングでSAPの各ソリューション人員の育成や仕事の進め方に関してメンタリングサービスを提供する。専任のメンターは、プロジェクトマネージャー、ソリューションアーキテクト、技術アーキテクト、インテグレーションアドバイザーの4つのカテゴリーから選択できる。

Partner Coachingサービスでは、SAPソリューションの導入プロジェクトにおける技術面のコーチングを提供する。SAPジャパンのプロフェッショナルスタッフと30分間のオンラインミーティング機会を6カ月間に10回までオンデマンドで設定し、機能的なソリューション、設定、技術、プロジェクト管理に関する質問を行える。

メンタリングとコーチングのサービスの対象となるソリューションは、SAP SuccessFactors、SAP Ariba、SAP Customer Experience、SAP S/4HANA Cloud(契約時に1つを選択)となる。