SAPジャパンは7月9日、数日で稼働開始が可能なクラウド型の研修管理システムである「SAP Litmos Training」の提供を開始した。

現代はビジネス環境の変化が早まり、事業の多様化が加速している。そうした中で、学習管理機能だけを迅速に立ち上げたいというニーズや、リモートでのスタッフ教育を、効果的かつ効率的に実行するための環境を即座に構築したいというニーズが高まっているという。同社は同製品について、これらのニーズを満たせるものとしている。

新型コロナウイルス感染症の流行によってもたらされた状況下では、業種や職種、地域などによって研修提供形態の需要もさまざまである。しかし、同製品はオフライン再生に対応したモバイルアプリも提供するなど、多様な労働環境下で求められる研修形態に対応している。

また、同製品は数日でセットアップが可能なことから、特定の事業部など、部門単位での利用にも適している。新製品教育などの独自の研修コンテンツの迅速な提供を可能にし、従業員パフォーマンスの最大化を支援する。

さらに同製品は、UI(ユーザーインタフェース)の最適化により、従業員の学習意欲の向上を狙っている。研修管理者は多彩なダッシュボードや分析レポートを活用して、研修ROIを把握し研修プログラムとコンテンツのPDCAサイクルを効率的に回せるとのこと。

なお、同製品の利用は2週間のトライアルが無料で提供され、この無料トライアルを利用すると、2021年12月末まで1人あたり月額165円で利用可能となる。