LGエレクトロニクス・ジャパンは、高精細で正確な色合いで表示できる医用ディスプレイ「21HQ513D-B」を発表した。10月下旬から発売を予定しており、製品の購入については医用ディスプレイ法人向け窓口に問い合わせる必要がある。
IPSパネルを採用し、最大2,048×1,536ドットでの画面表示を行える医用ディスプレイ。画面の解像度は200万画素と300万画素から選択でき、搭載するフロントセンサーを用いてディスプレイ単体でのキャリブレーションに対応。顕微鏡を直接見たときに近い表示を行う「病理学モード」や、特定の部分を拡大する「フォーカスビュー」機能を備え、安定した画質で高精度な医用画像の表示を行えるという。
本体には自動で画面をオフにする人感センサーや、暗室でも紙の文書を読めるダウンライトとウォールライトも搭載し、スタンドはピボット設置にも対応する。映像入力端子はDVI-D×1、DisplayPort×2で、デイジーチェーン接続用のDisplayPort出力×1も用意する。輝度は1,100cd/平方メートル、コントラスト比は1,800:1で、本体サイズはW343×H530-640×D235mm、重さは7.0kg(いずれもスタンド含む)。
なお、LGの医用ディスプレイは社団法人日本画像医療システム工業会(JIRA)が策定した「JESRA X-0093」における管理グレード「1A」に準拠。医用画像の適切な表示品質や安全性向上を目的に、徹底した品質管理に取り組んでいるという。