米Logitechは9月28日 (現地時間)、MXシリーズのキーボードの新製品「MX Keys Mini」と「MX Keys Mini for Mac」を発表した。価格はどちらも99.99USドル。Logitech.comにおいて28日から販売が始まった。カラーはペールグレイ、グラファイト、ローズ、ブラックの4色で、Mac版はペールグレイのみ。
MX Keys Miniは「MX Keys」(2019年秋発売)からテンキー部分を省いたテンキーレスキーボード。クリエイターやプログラマーの使用を想定したMX Keysは矢印キーの部分とテンキーの部分が大きくデザインされている。テンキーを含めて打ちやすいが、キーボードの右側に置いたマウスまでの距離が遠い。テンキーを使わないユーザーからテンキーレスを求める声が挙がっていた。MX Keys Miniはマウスに手が届きやすく、省スペースなので狭いデスクでも快適に使用できる。
1枚のメタルプレートの上にキーを配置した剛性のある設計。中央がへこんでいて指になじみ、表面にマットコーティングが施されているキー。しっかりとした打鍵感と静音性を兼ね備え、引っかかりのないスムースなタイピングを実現するPerfectStrokeといったMX Keysのキーシステムの主な特長を受け継いでいる。
異なる点は、デフォルトでF6キーにディクテーション、F7キーに絵文字、F9にマイクのミュートが割り当てられている。また、無線マウス/キーボードの接続を暗号化する「Bolt」をサポートし、従来のUnifyingレシーバーは利用できない。
バックライトは、近接センサーを用いてユーザーの手を感知し、作業しようとすると点灯し、作業を終わらせたら消えていく。また、周囲の明るさに合わせてバックライトの明るさが自動的に調整されるように設定できる。
MX Keys Miniの対応OSは、Windows、macOS、Linux、Chrome OS、iOS、Android。最大3台のデバイスを登録し、Easy-Switchキーで切り替え可能。デバイスとの接続は、BluetoothまたはBolt USBレシーバー(別売り)。USB-C充電ケーブルで充電し、フル充電から最大10日の使用が可能 (バックライトオフで最大5カ月)。本体サイズは、295.99×131.95×20.97ミリ、重さは506.4グラム。Mac版はMac用のキーレイアウトになっていて、対応OSはmacOS、iOS、iPadOS。