パナソニックは9月28日、高分子浸透技術を搭載した美顔器「イオンブースト」の新製品として、マスク型イオン美顔器「EH-SM50」を発表した。11月1日に発売する。価格はオープンで、量販店のオンライン価格は38,500円前後。

  • 「イオンブースト」(EH-SM50)

「イオンブースト」は、ヒアルロン酸やコラーゲンなど、分子量が大きい高分子を浸透させる「高分子浸透技術」を採用した美顔器。

今回発表されたEH-SM50は、普段使っているシートマスクや化粧水と組み合わせ、左右の頬部分に搭載した独自設計の電極(パッドユニット)により、美容成分の「通り道」を作りながら、高分子美容成分をイオンの力で角質層に届けられるという。同社による浸透試験では、高分子美容成分であるヒアルロン酸がシートマスクだけでの浸透に比べ、角質層への浸透面積が10倍広かったとした。

本体は顔を覆うマスクタイプ。多くのユーザーにフィットするよう、約4,500人の顔データをもとに21回の試作を重ね、シリコンマスクの形状を新開発した。ウェアラブルのため在宅勤務や家事をしながら使用できる。IPX5の防水仕様で、マスク本体やパッドユニット、コントローラーを水で洗え、清潔に保てることも特徴。

  • 使用シーン

使用するスキンケア化粧品に合わせ、「シートマスク」(10分)、「デイリーケア」(5分)、「クイックケア」(3分)の3つのモードが選べるほか、イオンレベルも3段階で選択可能。2段階の温感ヒーターも搭載されており、マスクによるラップ効果で温感が顔全体に広がり、心地よいケアができるとする。

想定ユーザーは、シートマスクを使って顔のケアをする人や、効率的な保湿ケア方法を探している人、化粧品の美容成分にこだわりがない人など。

本体のシリコンマスクのサイズはW630×D200mm、コントローラーのサイズはW33×D28×H130mm、パッドユニットのサイズはW80×D22×H65mm(ケーブル長 約350mm)。

コントローラー・パッドユニットの重さは約140g、シリコンマスクの重さが約150g。使用電池はリチウムイオン電池、消費電力が約6W(充電時)。連続使用時間はフル充電で約3回(シートマスクモード・10分/回の場合)。