Userwareは現地時間2021年9月13日、Microsoft Silverlightをオープンソース化した「OpenSilver」のベータ版をリリースした。OpenSilver SDKはダウンロードページから入手できる。OpenSilverはMicrosoft Silverlightで開発したアプリケーションをビルドし、WebAssemblyをサポートする主要なWebブラウザーで実行するための基盤だ。Visual Studioの拡張機能として動作するため、Visual Studio 2019 バージョン16.11以降、もしくはVisual Studio 2022が必要となる。

OpenSilverはMicrosoft Blazormono WebAssemblyを活用し、C#や.NETからWebAssemblyにコンパイルする。開発者はGitHubのサンプルコードを参考にすることをお薦めしたい。企業向けにはUserwareによるプロフェッショナル移行サービスも用意している。本稿執筆時点のバージョンは1.0.0-beta.1.22だが、2021年10月にはバージョン1.0、2022年はVB.NETやWPFアプリケーションの移行サポート、新レイアウトシステムなどを予定している。

Microsoft Silverlightは独自のリッチインターネットアプリケーションとして、2007年からMicrosoftが提供していたが、現在のMicrosoft Edgeなどは未対応で、2021年10月12日にサポート終了を迎える。