ウイングアーク1stは9月13日、配信先のデータ化を促進する機能やグループ配信機能などを追加した電子取引サービス「invoiceAgent TransPrint(インボイスエージェント トランスプリント)」の最新版を提供開始すると発表した。

「invoiceAgent TransPrint」は、既存のシステムを変更することなく、請求書・支払通知書・注文書・納品書などのあらゆる企業間取引文書の電子化と配信・返信を可能にし、取引に紐づく文書の一元管理やインボイス制度・電子帳簿保存法にも対応する電子取引サービス。

今回の機能拡張により、帳票内データのCSVダウンロードや、振り分けマスター設定によるグループ化配信が可能になった。

  • 受信者サイトのCSVダウンロード画面

受信者サイトで、同社の電子帳票システム「SVF」の検索フィールド、OCR機能で読み取ったデータをCSV形式でダウンロードできる。これにより、今までPDF形式の請求書や発注情報などを目視で照合し基幹システムに入力していた作業を、前者はデータ突合、後者はデータインポートに置き換えることができ、工数削減につながるとしている。

また、マスター表をもとに設定された条件でグループ配信することで、FAXによるDMサービスなど特定グループ宛の一斉送信の代替手段として活用できる。

さらに、配信確認画面からメール配信のログをCSV出力する機能や、メールアドレス収集サイトや受信者サイトのUIを24の多言語に翻訳できる機能が追加されたとのことだ。