IDC Japanは9月7日、SDN(Software-Defined Network)に代表されるネットワーク仮想化/自動化の主要構成要素である国内ネットワーク仮想化/自動化プラットフォーム市場に関する2020年のベンダーシェアを発表した。

同市場をリードするヴイエムウェアとシスコシステムズは、クラウドシフトやネットワーク運用管理の効率化や高度化の需要を捉えながら、市場内での地位を堅持した。

ヴイエムウェアは、VMware Cloud on AWSに代表されるパブリッククラウド上でヴイエムウェア環境を稼働するソリューションでネットワーク仮想化/自動化プラットフォームの売上を伸ばしプラス成長を維持した。ネットワーク仮想化/自動化プラットフォーム市場を提供形態別で分類したNVO(Network Virtualization Overlay)ソフトウェア市場において、2020年も71.8%という圧倒的なシェアを獲得した。

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シスコシステムズも、コントローラーアプライアンスでは8割を超える市場シェアを保った。企業が新規のIT投資に慎重になる中で、企業ネットワークの運用管理を省力化、効率化する企業ネットワーク向けネットワーク仮想化/自動化の需要を捉え、売上を伸ばすことに成功。

クラウドシフトや在宅勤務の常態化などが進む昨今の状況において、ネットワーク運用管理者には、より高いネットワーク品質の維持と運用管理の省人化や省力化の両立が求められている。

IDC Japan コミュニケーションズのグループマネージャーである草野賢一氏は、「ネットワーク仮想化や自動化技術の活用は、Day 2と呼ばれるネットワーク運用管理の効率化や高度化に移行しつつあり、ベンダーもDay 2オペレーション支援の強化に軸足を移している」と述べている。