USEN-NEXT HOLDINGSはこのほど、USEN長岡支店をリノベーションして「USEN SQUARE NAGAOKA(新潟 長岡)」をオープンし、開所式を開催した。USEN SQUAREは、同社が提供する店舗のDX(デジタルトランスフォーメーション)のためのツールを体験できるショールームを併設したオフィスであり、同オフィスはその1店舗目となる。

また、同社は2021年1月から長岡市と共同で、「NAGAOKA WORKER」に取り組んでいる。この取り組みは、地元の長岡で暮らしながらも首都圏の企業やグローバル企業で働く人を応援するプロジェクトだという。USEN SQUARE NAGAOKAにはコワーキングスペースも備えており、NAGAOKA WORKERの1期生として内定が決まっている7名がここで就労を開始する。

  • 開所式で催された鏡開きの様子

開所式に参加した長岡市長 磯田達伸氏は「USEN SQUAREは店舗のDXを実現するための拠点になるはず。NAGAOKA WORKERを含めた今回の取り組みは、長岡市や新潟県の産業にとって大きな力になると思う。コワーキングスペースで生まれる、企業を超えたつながりこそが、今後の長岡市の強みになることを期待する」とコメントした。

  • 長岡市長 磯田達伸氏

USEN SQUARE NAGAOKA内はショールーム、コワーキングスペース、USEN長岡支店の3つのエリアに分けられる。ショールームは実際のカフェ店舗を再現してデザインされており、同社の店舗DXツールに実際に触れて体験しながら商談を進められるエリアであるとのこと。

同社が目指す店舗DXとは、本来人がやらなくても良いことをデジタル化して、人にしかできないことに時間を使うための支援を行うことだ。店舗への出勤の打刻を管理するスマートフォンアプリや、クラウドコンテンツ配信型のサイネージサービスなどを備えており、これらのツールを体験可能だ。

  • クラウド型サイネージ「U SIGN」のサービス概要図 資料:USEN-NEXT HOLDINGS

USEN 取締役 営業本部長 貴舩靖彦氏は開所式の挨拶の中で、「店舗BGMを主な事業とする当社は、店舗スタッフと非常に近い距離で事業に取り組んできた。顧客の声として近年増えているのが、省人化、非接触化、効率化であり、USEN SQUARE NAGAOKAではこうした声に応える店舗DXツールを備えているので、ぜひ体験してほしい」と述べた。

  • USEN 取締役 営業本部長 貴舩靖彦氏