NTTは、今後、法人のお客さまおよびハイパースケーラー向けのフルスタックICTサービスを拡販するため、グローバルデータセンターのサーバルーム面積を約2割拡大すると発表した。

NTTは北米、EMEA(欧州、中東、アフリカ地域)、アジア、インドでデータセンターを運用しており、北米バージニア、ロンドン、シンガポール、東京などの主要な市場におけるデータセンター間をネットワークで相互接続している。

北米において、47エーカー(約190,000平方メートル)のヒルズボロのデータセンターは、終局5つのデータセンターで構成され、IT機器向け総電力提供可能容量(IT電力容量)126メガワットを供給する予定。また、アリゾナ州フェニックスにおいても、2022年初頭データセンターを新設し、IT電力容量36メガワットを供給するデータセンターを終局7棟建設し、合計でIT電力容量240メガワットを供給する予定としている。

EMEAにおいては、今後2年で6カ国9つの市場に新たに13のデータセンターを建設し、50,000平方メートルのサーバルーム面積、IT電力容量115メガワットを追加することで、EMEAにおけるIT電力容量を40%以上拡大する予定。

アジアでは、2021年内にインドネシア・ジャカルタの中心地から約30km離れたブカシにIT電力容量15メガワットを供給するジャカルタ 3データセンターを新設するほか、マレーシアのサイバージャヤ 5データセンターは、IT電力容量6.8メガワットを供給し、今後、同キャンパス内にさらに同規模の拡大を予定している。

インドで初の大容量データセンター拠点であるムンバイ・チャンディバリキャンパスでは、ムンバイ 8 データセンターの営業開始により、IT電力容量85メガワットを供給する予としている。2022年1月以降順次、ナビムンバイに2つのデータセンターのほか、チェンナイ、デリー(ノイダ)において、合計で50,000m平方メートルのサーバルーム面積、IT電力容量133メガワットの大規模データセンターを建設予定とのこと。