セイコーウオッチの高級ブランド「グランドセイコー」から、信州・諏訪湖の水面をモチーフにした新作が発表となった。セイコー創業140周年を記念したモデルの一環でもあり、世界限定2,021本で12月10日の発売予定、価格は990,000円だ。
新しいタイムピースの「SLGA007」は、信州・諏訪湖の水面をモチーフとすることで、グランドセイコーのブランドフィロソフィー「THE NATURE OF TIME」を表現。自然や季節の移ろいからインスピレーションを受ける感性と、道を究めて「時」の本質に迫ろうとする匠の姿という、日本の精神性を表す。
グランドセイコーと信州はゆかりが深く、信州の地で精密な時計やその部品を製作していた諏訪精工舎から、初代のグランドセイコーが誕生した。現在でも、一貫したマニュファクチュール「信州 時の匠工房」を構え、ムーブメントや数々の時計を生み出している。
そんな信州を象徴する諏訪湖を、SLGA007のダイヤルで表現。早朝の静寂と湖面のさざ波を、ダイヤルの「ミナモパターン」で描いた。光の角度で表情を変えるミナモパターンはそよ風に揺らぐ水面を思わせ、スプリングドライブムーブメントの滑らかな秒針の動きとともに、湖畔の静けさの中に流れる時の移ろいを伝える。また、水面にきらめく朝日を表したという金色のグランドセイコーロゴと秒針によって、ミナモブルーのダイヤルに上品なアクセントを与えた。
新型のスプリングドライブムーブメント「キャリバー 9RA2」は、実に120時間という長いパワーリザーブを誇る。スプリングドライブは、ぜんまい動力と水晶(クオーツ)の正確な振動を融合したセイコー独自のムーブメントだ。
ケースとブレスレットの素材はザラツ研磨のステンレススチール、ケースサイズは外径40×厚さ11.6mm、風防は内面無反射コーティングのデュアルカーブサファイアガラス、防水性能は10気圧。ブレスレットのバックルには、「GS」ロゴの18Kイエローゴールドワッペンを配している。