ナイコムは、⿇(Hemp)をハウジングに使った米GRADOの開放型ヘッドホンに新開発の編組ケーブルを組み合わせた、限定生産のアップグレードモデル「The Hemp Headphone Ver2」を8月25日に発売した。価格は56,100円。
ウッド素材にこだわったヘッドホンを開発するGRADOが2020年に発売した、開放型の「The Hemp Headphone」。今回のVer2は、新たに開発した編組ケーブルを組み合わせて高音質化と高耐久化を追求したリミテッドエディションとなる。
OFC線材に加熱処理を施し、残留応力を除去して機械的ストレスを抑え、伝送時のストレスの低減による高純度伝送を追求したスーパーアニール処理OFCケーブルを採用。耐久性の高い素材を皮膜に採用し、絡まりにくく取り回しもしやすくした。ケーブルの長さは約1.7mで、入力は3.5mmステレオミニ。6.3mm標準プラグアダプターも付属する。
ハウジングは高密度に圧縮した麻とメイプル材を使ったデュアル構造で、ハウジングの音響特性を引き出す専用ダイナミックドライバーを搭載。「きめ細かな解像度で音楽を忠実に再生する、GRADOのシグネチャーサウンド」を実現する。また、左右の音圧差を最小限に抑えるDrivers Matched設計による、正確な音像定位も特徴としている。
再生周波数帯域は13Hz~28kHz。インピーダンスは38Ω。感度は98dB@1mW。イヤーパッドは耳を覆うアラウンドイヤータイプを採用した(従来はオンイヤータイプ)。