ナイコムは、米GRADOの開放型ヘッドホン「Xドライバー Prestigeシリーズ」5機種を6⽉18⽇に発売する。従来のPrestige(プレステージ)シリーズを7年ぶりに刷新。最上位モデル「SR325x」は39,270円で、価格据え置きでのリニューアルとなる。

  • GRADO開放型ヘッドホン「Xドライバー Prestigeシリーズ」5機種

■Xドライバー Prestigeシリーズ

  • SR325x:39,270円
  • SR225x:28,380円
  • SR125x:21,780円
  • SR80x:16,280円
  • SR60x:14,080円

GRADO開放型ヘッドホンの中核モデル「Prestigeシリーズ」に、第4世代の新開発44mm径「Xドライバー」を搭載。各モデルに最適化した個別チューニングに加え、ケーブルやヘッドバンドなども改良し、高純度再生と耐久性の向上を実現したという。

Xドライバーはボイスコイルの軽量化により、⾼効率に駆動することで優れたトランジェントを獲得。磁⼒の向上と44mm径振動板の最適化により、全帯域でリニアリティに優れた⾼⾳質再⽣を追求した。

ケーブルはスーパーアニール処理OFCケーブルを採用。OFC線材に加熱処理を施し、残留応⼒を除去して機械的ストレスを抑制する。また、伝送時のストレスの低減による⾼純度伝送ができるという。

いずれも⽶ニューヨーク州ブルックリンの⾃社⼯場にてハンドメイドで⽣産し、厳正な品質管理も行っているとのこと。

最上位のSR325xは、アルミニウム合金製の高剛性なハウジングを採用しており、Xドライバーの特徴を最大限引き出してバランス、ダイナミクス、イメージング、リアリズムに優れた⾼純度再⽣を実現するという。また、新しいレザーヘッドバンドを備え、最上位モデルの証としてホワイトステッチを施した。SR325x以外の4機種のハウジングには無共振ポリカーボネートを採用している。

  • SR325x。アルミニウム合金製のハウジングを採用

周波数特性は、SR325xが18Hz~24kHz。SR225xは20Hz~22kHz。SR125x、SR80x、SR60xは20Hz~20kHz。いずれも感度は99.8dB/mW、インピーダンスは38Ω。

ケーブルを含む重さはSR325xが360g。SR225xとSR125xが各280g、SR80xとSR60xが各240g。ケーブルの長さは約1.7mで、SR325xとSR225x、SR125xは8芯ケーブル、SR80xとSR60xは4芯ケーブルを採用し、入力はいずれも3.5mmステレオミニ。全機種に6.3mmステレオ標準プラグアダプターが付属する。