Samsungは8月11日、完全ワイヤレスイヤホン「Galaxy Buds」シリーズの最新モデルとして「Galaxy Buds2」を発表した。ノイズキャンセリング機能を搭載するなど機能強化し、グローバルでは8月27日から発売。価格は149.99ドルとなっている。
Galaxy Budsシリーズは複数のモデルを展開しているが、今回の「Galaxy Buds2」はスタンダードモデルの位置付け。ウーファーとツイーターの2wayスピーカーを内蔵して音質を向上させた。前モデルからの強化点であるANC(アクティブノイズキャンセリング)の搭載では、外部の雑音を最大98%削減するという。環境音の取り込み機能も備えており、ボリュームを3段階から選べる。
音声通話に最適化した新たな機械学習ベースの音質向上技術を盛り込み、様々な環境音を適切に処理してクリアな音声を実現。内側に1つ、外側にビームフォーミング対応マイクを2つ、さらにVPU(ボイスピックアップユニット)を内蔵しており、よりクリアで聞き取りやすい音声で通話できるとしている。
Galaxy Budsシリーズ最小のコンパクトデザインで、長時間の装着でも疲れにくい。軽さに加え、耳にフィットするように配慮されたデザインは密閉感が高く、周囲の雑音を削減する役割も果たす。
さらにGalaxy Wearableアプリには、最適な装着感かどうかをチェックするテスト機能を持たせた。各人の耳の形に合ったベストなサウンドとANC機能を計測してくれる。
連続音楽再生時間はANCオンで最大5時間、充電ケース併用で最大20時間。本体カラーは4色を用意。充電ケースの内側も同系色でまとめられており、グラファイト、ホワイト、オリーブ、ラベンダーの4色展開だ。サードパーティー製のケースアクセサリが豊富にそろい、既存のBuds Pro、Buds Liveのケースも互換性があるため、これまで発売されてきたアクセサリケースも利用できる。
GalaxyスマートフォンやGalaxy Watchとの連携も重視。オートスイッチ機能によって、タブレットに接続して動画視聴中、Galaxyスマートフォンに着信があれば接続を自動で切り替える――といった動作が可能だ。
また、同時発表となったスマートウォッチ「Galaxy Watch4」単体で、Buds2のANCなどを設定変更できるようになり、自宅ではスマートフォンで音楽を聴き、スマートフォンを置いて家を出たら自動で接続をGalaxy Watch4に切り替えるといったオートスイッチ機能も便利だろう。
Windows PCとも連携し、Galaxy BudsアプリをPC上で利用すれば、ANC制御やイコライザを含む各種設定をPC上でコントロールできる。本体ファームウェアのアップデートも可能だ。
Galaxy Buds2のおもな仕様
- 接続:Bluetooth 5.2
- 本体サイズ:幅17×高さ20.9×奥行き21.1mm
- 重さ:5.0g
- 充電ケースのサイズ:幅50×高さ50.2×奥行き27.8mm
- 充電ケースの重さ:41.2g
- マイク:外側マイク×2、内側マイク×1
- スピーカー:2way、ウーファー・ツイーター
- センサー:加速度、ジャイロ、近接、ホール、タッチ、VPU
- バッテリー:61mAh(本体)、472mAh(充電ケース)