パナソニックは7月30日、屋外などの現場に適した頑丈タブレットPC「TOUGHBOOK(タフブック)」FZ-G2シリーズを、国内法人向けに8月末から順次発売すると発表した。

  • 「TOUGHBOOK(タフブック)」FZ-G2シリーズ

同製品は、タブレット型のタフブックで初めてモジュラー構造を採用。これまでは機能拡張する場合、本体の買い増しが必要だったが、モジュラー構造になったことで拡張インタフェースなどのオプションをユーザー自身で取り付け可能になり、オプションの故障時も本体ごと修理・買い替えする必要がなくなった。また、タブレットに別売のキーボードベースを装着すれば、ノートPCとしても利用可能だ。

堅牢性と長時間駆動の性能も高まっている。IP65準拠の防塵防滴試験、MIL-STD-810Hに準ずる頑丈試験、動作環境試験(-10℃~50℃)、120 cmからの落下試験をクリア。またバッテリーは約18.5時間駆動し、従来機種G1と比較して駆動時間が約50%アップした。さらにオプションの大容量バッテリー搭載時では約26時間続けて使用することが可能。

機能や操作性についても現場の生産性向上に寄与するとしている。CPUは「第10世代インテル Core i5 プロセッサー(インテル vPro テクノロジー対応)」を搭載しており、ワイヤレスWAN内蔵(LTE対応)モデルをラインアップ。さらに、騒音のある現場でも聞こえやすい88 dBステレオスピーカーとステレオマイクを搭載。屋外で見やすい約1000 cd/m2の高輝度液晶も搭載しており、手袋装着時や水滴付着時にもタッチ操作が可能だ。

タフブックシリーズは、2021年で25周年を迎える。パナソニックは今後も、タフブックの提供を通じて、インフラ・公共サービス業や製造業、物流・倉庫業などの過酷な現場における「現場プロセスイノベーション」の実現に貢献するとしている。